キャプテンストライダムの永友君と電話。
瞑想の話とか、逆説の話とか、石の話とか。作ったものを聞いてもらったりした。
電話越しに、なにか音楽が流れていた。いつも部屋で、なにか聞いているのかもしれない。忙しくて、部屋にいる暇もそうないと思われる。
今日は、昼間に、スタッフの方と電話で話し、永友君が夜には家にいるはず、ということで、電話させてもらったのである。
僕が、ほとんど電話などかけないもので、今では、電話のかけ方も、ちょっと忘れた、というと大げさで、嘘であるが、野良猫に触るような気がするのである。
実は、今書いているものの参考に、いろいろ資料を読んだりもするが、たまたま、やはり購入していて、見る間のなかった、三島由紀夫原作の「剣」のDVDを、ちょうどいいと思って、ついに見た。市川雷蔵がいい。1964年の映画である。語りたい気分もいっぱいであるが、この気持ちを、制作に向けるのである。

洋司