雑誌で、あるアナウンサーの30年ほど前の写真を見た。この人のことは、その頃見ていたニュースなどで知っていると思ったが、その人が、今、テレビで見るあの人なのだと、初めて知り、不思議な気持ちである。昔の某局時代の写真は、前髪をおろし、七三ふうで、目がパッチリとして、やや丸顔の、ちょっと気の弱そうにも見える、真面目な感じの男子である。現在は、年齢を感じさせる御髪ではあるが、すっきり後ろに流す感じで、やさしさ、誠実さはそのままに、ぐっと、にこやかである。若手やイケ面のアナウンサーに並び、人気4位とはすごいことである。
目覚ましの大○アナウンサー。そういえば、僕が小学生のころの、若い人気の男の先生を、大人になってから、尾道の商店街付近で、お見かけしたことがある。生徒たちに囲まれて、歩いていらして、面影もそのままに、ずっと使ってらっしゃると思われる、銀縁のメガネがややくたびれていて、味であった。僕は、先生のクラスでもなかったのに、当時、先生の下宿に遊びにうかがったことがあったりした。商店街では、ご挨拶もせずに、通り過ぎてしまったが、それすら、もう、15年以上前と思う。僕が10歳のころに、先生は新任で、スポーツタイプの自転車でスーッとやって来られ、ピアノも弾かれ、いつもちょっと汗をかきながら、熱血というには、ソフトな印象があった。
大人の男の人には、なんだか憧れがある。
洋司
目覚ましの大○アナウンサー。そういえば、僕が小学生のころの、若い人気の男の先生を、大人になってから、尾道の商店街付近で、お見かけしたことがある。生徒たちに囲まれて、歩いていらして、面影もそのままに、ずっと使ってらっしゃると思われる、銀縁のメガネがややくたびれていて、味であった。僕は、先生のクラスでもなかったのに、当時、先生の下宿に遊びにうかがったことがあったりした。商店街では、ご挨拶もせずに、通り過ぎてしまったが、それすら、もう、15年以上前と思う。僕が10歳のころに、先生は新任で、スポーツタイプの自転車でスーッとやって来られ、ピアノも弾かれ、いつもちょっと汗をかきながら、熱血というには、ソフトな印象があった。
大人の男の人には、なんだか憧れがある。
洋司