小学校の時は、野球部に入っていた。友達が皆、入っていたからである。僕は、週3日、そろばんと、1日、習字を習っていて、日曜は休みなので、野球部には、2日しか出ていなかったのである。そして、非常に下手であったから、ボールが飛んでくるのがだいぶ嫌いであった。いまだに、目の前にボールが転がってくる夢を見てうなされることがあるのである。
それにしても、普段、完全に忘れていると思うようなことを、夢では覚えていたりするのは、面白いところである。よけいなことを考えてしまうために、できない、というようなことが、いろいろあると思うが、逆に、僕は、よけいなことを考えて、野球が下手だったのかもしれない。当時の写真を見ても、一人、髪を伸ばしているし、ジュリーの歌が大好きだったのである。ルールもよく知らずに、2塁に走って、先のランナーをアウトにしてしまう。なかなかに恥ずかしく、野球と聞くと、体全体が畏縮してしまう。
洋司
それにしても、普段、完全に忘れていると思うようなことを、夢では覚えていたりするのは、面白いところである。よけいなことを考えてしまうために、できない、というようなことが、いろいろあると思うが、逆に、僕は、よけいなことを考えて、野球が下手だったのかもしれない。当時の写真を見ても、一人、髪を伸ばしているし、ジュリーの歌が大好きだったのである。ルールもよく知らずに、2塁に走って、先のランナーをアウトにしてしまう。なかなかに恥ずかしく、野球と聞くと、体全体が畏縮してしまう。
洋司