朝からテープに合わせながら、新曲の練習。
夕方からバンドの最終リハーサルである。
実は、清水君が、デビュー20年にしてはじめて、作詞作曲、歌も担当する曲がある。これの音合わせをした。長年暮らした東京をあとにする清水君の思いのつまった曲である。そういうことなら、オレも参加したいなぁと、夏秋さんも加わってくださることに。23日のUFOクラブでのライブで初披露。
深夜、帰りの電車で清水君と話したところ、ディレクターという仕事をしていて、若いバンドが作ってるものについてあれこれ言うのとちがって、歌を体の中からしぼり出して作って歌うというのは、大変なエネルギーがいるもんじゃのぉと、備後弁。
知り合った時から、どこか達観したような、良い意味で枯れたところを知っているような感じの清水君であったが、しかし、パワフルである。疲れてぐったりしてるようなところは、あまり見たこ
とがない。
僕などは、だいたいローテンションで、不機嫌とか、疲れているとか、神経質とかよく言われたりする者であるが、清水君は、どこかひょうひょうとして、けっこういつも猛るものを持っている人だと思うのである。
今度は広島で、経験を財産に、より高い立場で、活躍されることになる。とはいえ、また歌作ろうかのぉとおっしゃってたので、そのバイタリティーで、気がついたら夜のANDYあたりで、歌ってらっしゃるやも。

洋司