白紙のノートが怖いと書いておられた松本隆さんも、のちには、白紙に、次は何が書けるか、楽しみでしょうがない、というふうになったと。そして、ノートに書いておられたのは、もう何十年も前のことのようである。これは直接お聞きしたこともあるが、ワープロ、パソコンと。

僕なども、ほとんどの作文は、パソコンである。
詞については、ほとんどはノートで考えて、最終的にはパソコンで推敲したりする。何にだって書けるけれど、もう何年も、ハードカバーのしっかりしたノートを使うのが好きである。たぶん、レノン・ミュージアムにはじめて行って、ジョンが使ってたノートを見たからであろう。
僕はノートに、詞や、本を読んでて、気になったところを書き写したりしている。こだわりなく、どんどん書く。書いて読んでが、主な日常である。

洋司