太宰のドラマ見たのである。
よかった。豊悦の手、指が、太宰と似てると思って、どきっとするようであった。
指は特に男性の場合、ある末端のパーツと同じ設計上のメッセージでできているという。それゆえ云々と、ま、それは置いといて、ドラマ、けっこう細かいところに、うれしい演出が多々あった。どの小説の、どの資料の、どの部分、ってわかり、ファンは感心して見た。もちろん、小説と現実はちがうし、ドラマでは、資料より、小説に比重をおいて作られているところも、美しいと思えた。それに、太宰抜きに、役者の演技もよかったと思う。リアリティーは別ものと思う。そこを追求したようなものも、見たみたいような気もする。

あと4年で太宰生誕100年である。
なにか、とってもいいものが、作られたり、発表されたらと思ってる。

洋司