無人島に持っていくなら、大好きなレコードを一枚、って聞くことがある。
作る者としては、自分のが選ばれるとうれしいことである。自分のでなくても、レコードとかCD、ま、音楽が愛されていると思うと、これは、うれしいことである。
リンゴ・スターは、良いプレイができたと、ビートルズの「レイン」を持って行くと言っていた。無人島に行ったら、プレイヤーが無かろう。それでもいいんだと思うのである。

ベートーヴェンは耳が聞こえなくなっても、最高の曲を作っている。
たとえ聞けなくったって、好きなレコードを持って行くとは、なんだかうれしいことである。
それこそ、エアチェックした、古いカセットテープなんて、なかなかいい。

僕なら、ノートかな。鉛筆よりは、ノートのような気がする。無人島に行ってまで、仕事する気か。気である。
キャプストのメンバーは、醤油のほか、ボート持ってって、すぐ逃げるとか。
永友君はスケッチブックと言っていた。

洋司