ファンクラブの集い。
朝から蒸し暑い日であった。
御茶ノ水の聖橋。橋からずっと下に神田川。一瞬、渓谷に来たような、大きい風景に見えるのである。
会場はアコースティック・ライブハウスKAKADO。カカドゥーと読むのだと、店の人。アボリジニの言葉で聖地であると。

会場後ろの階段を上ったところにある楽屋から、「シーサー・コーリン」のイントロで登場。そのままカラオケで歌ったのであるが、あの曲で登場するのは、なかなかに、闘志が燃えるではないか。
デビュー曲から、最近までを、シングル曲を中心に、集大成的な構成でおおくりした。
曲数をみれば、沢山歌ったようであるが、楽しい時は、あっという間である。
一日の中の、2時間に過ぎないけれど、なにをもってその一日が象徴されるか、ということでいえば、2時間は充分であるのが不思議である。さらにいえばその中のどの場面か、どの瞬間か、というところもまで絞り込めたりもする。
「STILL SPINNING」で、即興で、思いがけずいろいろやったのであるが、楽しい瞬間であった。

洋司