雨になると、だいぶ涼しいものである。
冬に着ているようなものを着て、夜中など仕事。資料を読み、あれこれ考える。
何かをはじめに作った時は、何もないところから作るわけであるが、だんだんに、前にあれを作ったから、今度は、というふうな、なにかと比べたりして、作るようなことがある。
さらにやっていると、もう、記憶もあいまいで、いちいち振り返らずに、もしかすると、はじめに作った時のような気持ちで、作っている時もある。
生涯にいくつ、などということは、あまり考えないけれど、自分の物だけ作って発表していれば、ま、年間20作ぐらいなところか。
発注となると、月に20作書くときもある。書いても書いてもまだ書ける気がする。ありがたいことである。

洋司