阿木燿子がテレビに出ていた。僕の母と同じ年の生まれと知り、少々驚いた。
宇崎竜童の本名が木村修史で、シュウジというのは、太宰の本名と同じで、ま、僕の弟と同じだから、勝手に親近感。
「港のヨーコ~」を書いた時の話など、興味深かった。肱つきながら、こんな感じで、などとやる姿がよかった。宇崎竜童が、とにかく曲書きたいけど詞がないからと、会う人会う人、阿木燿子のお父さんなどにも、詞を書いてって頼んでたという話も面白かった。

「プレイバック・パート2」、パート2というからには、2作めなのだろうと、子供のころから思ったものである。
これのプロデューサーとのやりとり、前にも聞いたことがあったけど、なにしろ、電話がかかってきて、ドキッとして、ぎりぎり追い詰められて、書いたと。
電話でドキッとは、よくわかるところである。
「あれさぁ、いいんだけど、もうちょっと、なんとか~」というような電話、この20年、回数にしたら、そうはないけれども、なかなかに、である。それでも、僕は書き直しなど、よくやるほうだと思うし、やればきっと良くなると信じてやっている。だんだんに、自分で、どこをどうするか、というようなことをつかんでくるが、とはいっても、慣れた感じで、同じような方法でやってても、良くないのである。

新しいことを発見しながら、いつも、おぉ、と感動しながら進みたいのである。

洋司