必要な睡眠時間というのは、個人差があって、それは遺伝による可能性があるらしい。ハエの遺伝子を調べていてわかったとか。
ナポレオンのように睡眠時間が短くても大丈夫な人もいれば、アインシュタインのように、しっかり眠らないとだめな人もいる。だからといって、俺はアインシュタイン・タイプさと言い張って、必要以上に眠るというのがいいかどうか。三年寝太郎は、寝すぎであろう。

中学の時、徹夜をすると、うれしかった。
そのようなことをNEWSの歌詞にも書いたことがある。
好きなレコードをきいたり、歌詞を書きうつしてみたり、ギターを弾いたり、曲を作ったり、あとは、生徒会の平和記念式典やら、卒業式やらの挨拶を考えるのに、何日も徹夜してたこともあった。新聞配達をしていたことがあるから、そのぶん朝が早かった。

けれども、だれでも、ちゃんと眠るにこしたことはあるまい。
眠りとは、体を休める以上に脳を休めるためにあるという。脳は寝ているあいだにも、いろいろ情報の整理だとかなにかをやっているそうである。脳の小さい動物は、あまり眠らないという。

不眠症は苦しいそうである。
忙しくて、眠れないとか、思い悩んで眠れないとか、眠れない時もあるものである。
脳が大きくなって眠りが必要な動物が、その脳のために眠れないとは。
僕は幸い、よく眠る方である。

洋司