ビザ申請用の資料にちょっこす情報が不足してたので、先送りになっていた中国ビザの申請へと朝から車を走らせた。


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未だ目がすっきり覚めていなかったのか、いつもの高速入り口を通り過ぎてしまい
にわか渋滞に巻き込まれてしまったズラ。


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『クソやなあ』(HEY!たくちゃん演じる井筒監督風)


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クボケンは東京の大使館へ、俺は大阪の領事館へ、それぞれがほぼ同じ時刻に出向き、電話でお互いの進行状況を確認し合いつつ事を運んでいた。

到着前クボケンと電話で『どう?』『あ、書類は問題ないって、で、今並んでる、僕9番目くらい』

到着した俺は早速窓口へ、5つも6つもある窓口。案内が全部漢字!どどどどどどどどれやねん!

落ち着いて考えれば判断できる事なのに、中国漢字のカオスにたじろぎ、何故か一番人の多い列に並んで
しまった....

窓口の人が自分の番手前の人に『ビザの申請は4番窓口です』

え??そうなの?

落ち着いて案内表示を見ると4番窓口には"査証"とちゃんと書いてある。

ビザ取得のプロである俺にはあるまじき失態....

過去イギリス、アメリカ、ロシア、カナダ、アイルランド他多くのビザや労働許可をスマートにクリアしてきた
俺様にはあってはいけない恥ずべき行動。玄人のひとりごと(ビッグコミックオリジナル)か!


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で、その最中クボケンから電話、

クボケン『なんか、ビザいらないらしいっすよ!』

俺『ンなアホな!君は付き人やからちゃうか?』

クボケン『15日以内の滞在はビザ免除らしいっす』

俺『俺は演奏をして現地で就労するわけやから、絶対いるやろ、訊ねてみるわ』
......んなわけはない。プロフェッショナルなアーティストはビザを持って入国するのが常識。(玄人のひとりごと風)

俺の番が来た。

俺『実は僕のマネージャーが今東京の大使館にいて、あちらの方がビザの申請は必要ないとおっしゃっているらしいのですが、僕は演奏し報酬を貰うのでビザはもちろん必要ですよね_』

窓口の方『いえ、あなたの滞在は3日間、15日以内の滞在でしたらビザは必要ありません』

なななんと!

俺『ええええ、それは観光の場合でしょ? 僕はアーティストですからエンタテイメント・ビザが必要かと思いますが.....』

窓『いえ、観光でも就労でも15日以内なら同じです。ビザはいりません』

俺『入国の際にはこの招聘状を提示するのですか?』

窓『いえ、必要ありません、観光の方と同じように普通に入って下さい』

そして次に
ビザ申請のプロである俺のプライドを傷つけるかのごとく、追い討ちをかけるような言葉が....

窓『どうしてもとおっしゃるのならば、ビザの発給をできなくもないですけど』

惨敗。ササン散々...

一から出直しや、白帯に降格や。いや最早ノー帯や。

俺は方の力を落とし領事館を出た。街はそろそろお昼時、ランチタイムである。

急遽友人兼専属ヘアドレッサーのWAO WAO IWAOを呼び出し、

ニューライトへ。

ヤケ食いである。

お母さん、Cセット!ライス大盛り!ラーメンも。


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