本日、歯の神経とやらを抜いた

そもそも
『神経を抜く』
と、いう日本語…理解し難い…
勿論、産まれて初めての経験…
然も、町医者では麻酔が効きにくい私は総合病院に廻された…

何もかもが初体験だった私を後目に
歯科医等は着々と治療、もとい実験を開始…

麻酔には限度があるらしく、私は上限目一杯麻酔を投入された
舌も唇も感覚が鈍くなる…
上限に達する迄は、実験其の物…

『まだあかんか~』
『まだあかんか~』
『すごいかたいほねやな』
『ここがこうなってるからとどかんのや』
『みえにくいな~、あ、あったわ~』
『たまらんな~』
『まいったな~』
『かなわんな~』

診療台の私は最早患者ではなくモルモット…
何をされているのかわからない不安や恐怖すら吹き飛ばす激痛が走る…
私は鮮魚の様に跳ねる…
約二時間に及ぶ処置…


どうやら最大級の神経は『抜けた』らしい…
事後処置も含めて又来週来院せよと…


しかしながら
実際体感した今も
『神経を抜く』
と、いう日本語の理解に苦しむ…



余談
『歯を抜く』時と『神経を抜く』時では
麻酔の量が違うらしい…
後者には大量に必要らしい…



突然の異国人の来店

其の内の一人は
颯爽と目的地へ出立して行った…

当然連れ立って行かれるものと思って居た私は
呆気に取られる…

尋ねると

宿泊先が偶々一緒で
其の方は古本屋が目的地だったらしい…

然も…

世阿弥に興味深々、と

流石に旦那様も慌て私は勿論空いた口が塞がらず
間抜けな二人を前に
彫深人間は拙い日本語と英語で

珍本が欲しいのだ
奇妙な本が欲しい
仏には奇妙な古本屋がある
此処も其の様に感じる
新刊本は実に興味が湧かない
自分の子、孫に譲り渡していける本を収集している

其れはもう善く口の動く御仁だ…

其れ程、日本国の言語、歴史、文化に興味深々らしい
話題はどんどん反れる…

日本語が世界共通語に成らないのが不可思議で仕方ない、と…
自らが日本語を世界中の方々に伝え広めたい、と…


又又、頭が下がる


此の仏御仁は
底抜けの阿呆だ…


某国の真似事ばかりしている我国は
頭が地面にめり込む位下がる


矢張り阿呆には適わぬ


否、


底抜けの阿呆に成らずして
人生、面白可笑しくも
無い


其の様に思うのは
私だけだろうか



奇妙な一日だった


突然の来店は
頭が下がる事ばかりだ



余談
本棚、作家、詩人
此の日、仏御仁が記憶した日本語だ…


昨日古本屋内で
旦那様が何時もより声を出して居た…

私はどう為されたと
ドアを開けると…

何とも彫深の御顔をされた方々二人…
何やら地図らしき物を広げ…

どうやら夫婦岩、伊勢神宮外宮内宮へ参拝したいそうだった…
話を聞くと…
伊から大阪へ降り立ち
自転車で伊勢迄来られたらしい…
更には東京迄行く予定と…

旦那様も私も吃驚し
冗談ではないかと返答すると
誓って真実だと…

日本人の中にも自転車で日本一周する人々が居るではないか
彼等や其の行動、心情等は尊敬出来る、と
是が非でも、と

頭が下がる

自転車で日本一周する事自体は其れ程驚くべき事では無いかもしれない
経験としては一個人にとって素晴らしいだろう
只、同日本人では無く
伊、此の島国からどれ位離れた国やら…
其の一個人が其の為だけに日本に至る…

阿呆だ…
底知れぬ阿呆だ…


だが、
其の阿呆を出来ぬ私等は

只の阿呆だ…


と、思うのは私だけだろうか…


余談…
是は彫深の二人の内一人の話…
片方は又次回…