観音寺

徳島市国府町観音寺49-2

本尊 千手観世音菩薩   開基 弘法大師

四国88か所霊場の第16番札所

 

 

聖武天皇の勅願道場として創建されたそうですが、天正年間に

長宗我部軍の兵火で焼失し衰退の日々が長く続いたそうです。

現在の堂塔は阿波藩主により再建されたものだそうです。

 

 

納 札

お寺にお詣りし最初に手水場で手、口を清め鐘をつきお参りしたことを知らせます。

線香ローソクを灯しお賽銭をお供えします。

最後に「納札」を納めます。

納札にはお参りした日付、住所、氏名を書き裏にお願い事を書く人もおられます。

納札にもランクがあり、お参りした回数で、1~4回は白、5~7回は青、8~24回は赤、

25~49回は銀、50~99回は金、100回以上は錦だそうです。

この回数による色分けも昔とは違うようですが現在では上記のようです。

私も去年お参りしたのが9回目で赤色を納めました。

その間接待を受けたことも幾度となくありました。

私は車で妻とお参りしています。車ですので何の心配もなくお参り出来ますが、

昔の人は歩くだけしか無く又道も悪くそれは大変だったと思います。

どこで倒れてもようようにと白装束で死を覚悟してお参りしていたと思われます。

その途中での接待はどんなにか有り難く思われたか想像できます。

不幸にして遍路の途中で倒れても、

地元のお方が無縁仏として手厚く墓石を建ててくれました。

遍路道には今も数多くの墓石があるそうです。

 

美しき伝統がいつまでも続くことを祈っています。