90歳でもド根性があればおひとりさまでも自立して暮らしていける① | アラカンからの札幌おひとりさま旅会とお茶会

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60代のこれからは、行きたいところに行ける旅を楽しみたい。
何を見る。何を食べる。ひとりじゃちょっと行きにくくても
旅仲間がいれば楽しいかも。
ひとり時間も重視し食べる時は一緒みたいな
ほどよい距離のある旅会を作りたいと考えてます。

 

久しぶりに叔母(母の妹)の家に行ってきました

会うのは4年ぶり位

母が施設に入って3年位でその前に

ちょっと会った位でした

 

さすがに90歳高齢ひとり

たまには様子を見に行かないと

心配です

 

おばはなかなかの気が強い性格

兄妹親戚ともけんかはしょっちゅう

うちの母もおばへの文句は

よく言っていました

 

でもおもしろい人で

私は好きなおばです

 

久々に会いましたが元気でしたー

 

足や腰など何回も骨折して入院しているのに

全く腰や背中が曲がっていなく

足もO脚になることなくまっすぐです

つえもなし

 

元気な90歳、すごいニヤニヤ


 

おばは市営住宅に住んでいます

 

神戸在住だった30年前

阪神大震災で被災し

勤めていた旅館も崩壊し

働くところもなくなり

故郷の北海道に単身で

引っ越してきました

 

息子(私のいとこ)が一人いますが

おばがこちらに来てから

全く様子を見に来るということもなく

30年会ったことない状態です

 亡くなった時いろいろ言ってやろうと

 思ってますプンプン

もう息子に会うことは

あきらめています

 

 

 

 90歳おひとりさまの暮らし

 

・週1で来るヘルパーさんに買い物など頼み

 日々のものはツルハやスーパーに行き

 配達してもらう

 

・なにかあった時のための通帳印鑑現金

 書類等はバックにひとまとめにしておき

 ケアマネさん、近所のつきあいある人に

 全部託している

 合鍵も預けている

 

・自分が亡くなった時の葬儀、納骨堂などは

 すべて契約済み納金済み

 書類の通りやってもらえれば

 いいようになっている

  (10年前から準備している)

 

・コーヒーが好きで入れて飲むのが楽しみ

 

・食事は自分で作っている

 宅配弁当は利用してない

 

・お風呂なども問題なく入れる

 

・施設に入ることも考えたが

 探すのもよくわからないし

 できればここで最後までいたい

 

・通院している病院が最後の状態で入院しても

 診てもらえるらしい

 みとりまでやってくれるらしい

 

・身体より認知症など頭のほうが心配

 ボケがきたらひとりだと無理だと思う

 

・近所のつきあいある人が

 よくしてくれる 助けてくれる

 

・通院して骨粗鬆症の注射をしている

 薬も飲んでいる

 

・入院時はひとりでタクシーで行った

 着替えなどは常にひとまとめに

 してあるからケアマネさんに持ってきて 

 もらった

 

・年取ってひとりも大変だがこの生活は

 気に入っている

 自分でできるかぎりやりたい

 

 

とまあいろいろ話は聞きましたが

ほんとに衰えていないびっくり


 

認知症どころか全く頭は衰えていなく

耳もしっかり聞こえ

会話のスピードも早い

 

おばさんすごいわ~おねがい

 

うちの母は85歳位から認知症が出始め

何回も同じこと言うし買い物に

出かけた時帰り道がわからなくなった

時もありました

幸い近所の方が助けてくれましたが

 

ずっとひとりで暮らしてきて

自立していたおば

私に丸投げ依存していた母

 

依存する人がいるかいないかの違いでも

あるかもしれません

 

 

 

 

 大変だった結婚生活

 

・夫はギャンブル、借金

   ↓

・借金取りが家に来る(その筋の人)

   ↓

・おばも負けていなくたたかう

   ↓

・しかしどうしようもなくなり

 息子が高校の頃別居

 息子と2人で暮らす

   ↓

・旅館の仲居の仕事をみつけ

 被災するまでそこで働く

 

借金の話は昔から聞いていました

夫は暴力、酒などはないが

ギャンブルが好きで

そして借金の繰り返し

息子の学校にまで来たらしいえーん

 

気の強いおばなら借金取りが来ても

負けてないだろうけど

さすがにこれじゃあ生活ができないですからね

 

 

旅館の仕事も大変だったみたい

だけど、そこでは人をまとめる役にも

ついて接客をこなしていたようです

仲居さんだったから着物の着こなしが

すごくきれいで着物たくさん

持っていました

それが自分の贅沢で楽しみだったと

 

その着物、ほとんど私もらいました

大切にしますよ

 

 

 近所のコミュニティ

 

やっぱり人とのつながりが重要です

 

おばも近所のつきあいある人に

日々助けてもらい鍵など預けたり

 

住宅内でも見守りなど

コミュニティができています

高齢の人も多いそう

 

急に体調悪くなった時に

ケアマネさんに電話すると

自治会長さんにも連絡してくれ

おばの家まで様子見に来てくれるそうです

 

週1でヘルパーさん、訪問針治療で

鍼灸の先生が来るし

デイサービスも週1

 

これも見守りになっている

1週間全く誰にも

会わないことはないので

なんとか安心できる

 

おばなりに自身の生活を

回していくすべを作っているのです

 

いや~たいしたものです

 

他にも着々と

 

いつどうなってもいいように

 

ものの整理もしておき

身の行き先も(亡くなった後)

すべて決めておき

託した人にもちゃんとお礼が

行くようにもしているそうです

 

 

うちの母なんて全部私に丸投げだから

何もやっていない

 

「ぼけますから後はよろしく」

 

状態です

 

 

おばの家の中はきれいで

ものが散乱してることなく

きちっと整理してました

 

おひとりさま生活

十分楽しんでいました

 

 

次回

90歳おひとりさまお財布のやりくりに

続きます