にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 習志野情報へ

 現在、習志野市議会には、議席を持たないみんなの党ですが、4月の市議選には、初陣ながらなんと3人を立候補予定です。それもそのはず、昨年の参議院選選挙でみんなの党は、習志野市内で12230票(政党別で3位)も獲得しています。07年市議選で共産党が約4800票ながらも3人を当選させていることを考えると昨年の参議院選挙なみの得票を得ればみんなの党3人全員の当選は、難しくありません。


 12月にあったお隣の八千代市の市議選では、唯一の新人公認候補が2位当選、推薦候補も当選させており、千葉県内でももっとも今、流れに乗っている政党です。習志野市では、定数に対する立候補者数が比較的多いこともあって下記の高橋氏のブログでは、渡辺喜美党首が3回も応援に入るのは、かなり多い旨書かれています。





http://www.your-party.jp/local/0400.html


高橋たけひろ 新人


http://takehiro.no-blog.jp/


佐野正人    新人


http://ameblo.jp/sanomasato-minna/theme-10033323919.html


市瀬健治    新人


http://higeoyaji-ichinose.no-blog.jp/





 現在のところみんなの党の各立候補予定者は、習志野市のローカルアジェンダ(習志野市議選でのみんな党の公約)を別々に発表しています。それぞれ少し触れたいと思います。


高橋


★「増税の前にやるべきことがある。」いかなる増税にも反対します。

・・・上記の「」部分は、みんなの党のよく知られたキャッチフレーズで、これに即した政策と思われます。但し、誤解のないように国政でのみんなの党は、増税すべてに反対している政党ではなくて、現在の段階での消費税などの増税に反対の政党です。キャッチフレーズをよ~く読んでみればわかりますが、増税もいずれやむ得ないかもしれないが、その前にやるべきことはやっておこう的な意味と捉えてください。


http://www.your-party.jp/policy/



★議員定数削減(とりあえず3~4程度)

・・・みんなの党の代表的な政策の1つで市議選の1つの争点ともとれます。ほかの政党や無所属候補にも数は、さまざまですが、同様のの主張が見られます。共産党は、明確に反対の立場です。


ITシステム費の削減

・・・年間3億円の削減ができるとしています。独自色が強い提案で可能ならとても良い提案なのでは、ないでしょうか。




 市瀬氏

★議員定数削減(まず4いづれ17人まで削減)

・・・他の2人と同様ですが、段階的にもっと減らしていくことを主張されています。他にも市長・副市長の退職金減額といった人件費の削減も提案されています。


★谷津干潟のアオサ悪臭対策

・・・地域密着の要求です。他の2人は、地域に密着した政策が不足しているように感じられます。



★津田沼南口駅前開発の税金投入を抑える。

・・・市瀬氏のみがこの習志野市の争点に応えていますね。


★保育園・幼稚園の統合を凍結か見直し。

・・・これも市瀬氏のみが応えています。




佐野氏

★議員定数削減(まず4、いづれ21人まで削減)

・・・上記2人と同様ですが、人数がもっとも大きく議員報酬の成果主義の導入(面白い提案です。私も各候補者の発言回数など書いてしますが、どのように議員の仕事を評価できるのか興味があります。)や議会基本条例の制定など議会改革の提案が充実しています。


★ハッピーバスのラッシュ時に増発

・・・みんなの党というと小さな政府論のイメージが強くムダを省く政策中心になりがちなイメージですが、これは、財政的に積極的な提案ですね。


 

 また、別に注目していたのは、佐野氏のブログ記事にご本人の公約のみならず近日中に習志野市のみんなの党の統一した政策、習志野アジェンダを発表予定との記事があったことです。


 私は、1つの選挙である政党が複数の候補者を公認する場合、必ずその選挙について政党で統一した公約をつくるべき(発表すべき)だと思っています。

*統一した政策以外は作るな。各候補者の個別の政策は、いらないという意味ではないのでご注意を


 どうもうがった見方をすればそういうものがないと同じ政党でもある候補は、私は、このことは、反対です。こちらの候補は、このことに賛成です。とか都合によって使いわける方が続出してこの政党は、このことに賛成なの?反対なの?わけわかんないなら同じ政党名乗らないでっと思うことがしばしばあります。(もちろん選挙後に起きた問題については、色々立場が難しいこともあると思いますが)



 そういう意味でみんなの党がこの選挙に真剣に取り組む姿勢が見えてきたので、評価していたのですが、東日本大震災の影響もあってかとうとうアップがされませんでした。非常に残念です。上記の通り、3人の候補者の政策は、ほとんど矛盾は、ないとは、思われますが定数削減のニュアンスは、候補者によって違っており、習志野市のみんなの党の候補者が足並みを揃えていけるのか心配です。




★市長選や主な争点については・・・?


・・・みんなの党は、現在のところ市議選のみ参戦ですし、それも新人候補ばかりということで、多少割り引いて考える必要もあるかもしれませんが、有権者としては、個別の候補者の政策では、語られていない各市長予定候補が提案している政策や今までの習志野市議会での争点(幼稚園・保育所の統廃合問題なかよし幼稚園跡地売却問題など)について、どのように考えているのか知りたかったですが、結局のところ、みんなの党の候補者の荒木市政への評価や習志野市政の今までに起きた問題についっての考え方は、市瀬氏を除く2人の候補者ともほとんど述べられませんでした。


 これでは難しい問題には、みんなの党は、避けて通っているという印象をとられてもおかしくありません。その点、全市的な政策を掲げている民主党共産党のレベルまで政策をまとめられなかった印象です。




 そして、ついでに国政の問題ながらこのブログで特別に取り上げている統一地方選挙の延期問題については、みんなの党は、全国一律の延期を提案を行いました。同じように一律の延期を提案した共産党が(主に宮城県・福島県・岩手県のみを対象にした)一部延期法にも一応賛成したことに対して、みんなのは、反対の立場を貫き、一部延期法にも反対しました。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110316/stt11031619220002-n1.htm



  そして習志野市でもみんなの党の3候補者が揃って習志野市議選の延期を求めたアピールをだしました。3候補者の統一見解がネット上に現れたのは、これ1つだったと思います。このことは、習志野市の南部地域が液状化などで大きな被害を受けたにも関わらず習志野市の現職の議員が誰1人として選挙の延期をさけばなかったのに対して候補者ばかりながらみんなの党がはっきりとした態度で選挙の延期の意見を示されたことを私は、大変評価しています。





 また、みんなの党の関連でふじもと一磨市長予定候補のホームページの公約についての欄が「マニュフェスト」では、なくてみんなの党独自の言葉「アジェンダ」が使われていることに関してですが、(但し、詳細な内容は近日中に発表とのことです。)



 みんなの党の推薦候補になる。(みんなの党の推薦を全面に出して選挙を戦う。)

 ②今、勢いのあるみんなの党にあやかってアジェンダの名称を使った。真似をした。

 

 のどちらか以外は、考えられないとお伝えしてきましたが、いまだにみんなの党の統一地方選挙候補者のリストの中にふじもと氏の名前が、見当たりないことを考えるとやはり、ここは②が正解で、何らかの推薦依頼を行っていたにしろ、ふじもと氏は、みんなの党から推薦されないと考えるのが妥当と思われます。


 ちなみに新聞報道では、ふじもと氏は、自民党員とされていて、習志野市議会では、自民党の公認を受けない無所属の市議として活動していました。自民党公認の佐藤県議にも支援されて自民党の推薦を受けているふじもと氏ですから自民党色が強くみんなの党の協力関係を作るには、無理があるかもしれません。


 


 とういうことでみんなの党は、習志野市長選には、どの候補者も推薦をしていないようです。震災の影響ばかりだけでなく、みんなの党は、結果的に市長選に参加しなかった分も市議選の統一されず政策がやや中途半端になってしまったみるべきかもしれません。