2011年、春の一斉地方選挙では、習志野市に限らず全国各地の自治体の選挙で大きな争点に上がりそうなのが、幼・保一元化(幼稚園と保育園をこども園という1つのものに合併していくこと)と公立幼稚園、保育園の民営化(市営のものを民間の事業者に委託すること)問題です。


 しかし、他の自治体以上にこの問題が習志野市にとって重要な問題になっているのは、文教住宅都市憲章を掲げる習志野市は、今まで近隣市には珍しい市立の幼稚園を15カ所も持つなど独自の取り組みを行ってきたからです。


  荒木市政下の03年、習志野市は、全国に先駆けてこども園を習志野市に作る習志野市の保育一元化と『こども園』構想」を発表し、市内14カ所の保育所と15園の市営幼稚園(主に小学校区単位)を7つのこども園(中学校区単位)に統廃合する方針をしめしました。


http://www.city.narashino.chiba.jp/joho/keikaku/kodomo/kodomoenkoso/index.html


  さらに06年には、「習志野市行政改革推進実施計画」を発表し、民営化の方針も示しました。


http://www.city.narashino.chiba.jp/kurashi/kosodate/hoikugakko/saihen/dai1kikeikakusakutei/index.html


 しかし、上記の習志野市のホームページを読んでみてもこれらの計画のそもそもの根拠は、小泉首相時代に行われた「三位一体」の改革などからきた財政問題が、根本であり、幼稚園・保育園の質・量の改善が目的でないのは明らかです。


 市長選挙・市議会議員選挙には、これらの計画に反対・撤回を求める候補者が多数存在しています。


氏、共産党新社会党は、民営化も幼稚園・保育園の合併も反対の立場、

布施健太郎氏、民主党は、小学校区ごとの合併で官設民営の立場

  

 一方で、大きな借金を抱える習志野市にとって、文教住宅都市憲章に沿った手厚い独自の施策を続けていくべきなのか、他の近隣市と同様に幼稚園・保育園の統合・民営化の流れにのまれていくのか、1つの争点になってくものと思われます。また、それまでの習志野市の保育園、幼稚園の設置の実質的な基準になっていた小学校区単位の施設から大規模な中学校区単位の合併になっていることも批判される材料になっています。


 もう投票日まで時間もないので私としては、細かな解説は、載せません。

詳細は、黒猫さんのブログや谷岡たかし共産党市議のホームページが参考になると思いますのでこちらをご覧ください。


黒猫さん・・・習志野市民フォーラムアンケートなどの記事も興味深い


http://ameblo.jp/bibounoaozora/entry-10592048479.html


谷岡たかし(共産党


http://homepage2.nifty.com/t_tanioka/