展覧会に行って来ました。

プリミティブアートのような、素朴で身近で気安くて温かい神と仏に逢えました。神社にお参りした後のような、ほっこりした気持ちにになる。

「良いんだ。好きなだけ泣いたらええ」(うろ覚え。ホントは東北弁だった)のセリフで、美術館の中でぼろぼろ泣きました。紹介文を読んでいて、なんかこのセリフだけ脳内で音声付きで再生された。

ニッコリしているお像を見ていると、こちらもニッコリする。

大きなお寺や神社の立派な神仏とは違った魅力がありました。姿勢を正してピシッとお参り!ではなく、仕事帰りのヨレヨレな姿のまま、涙でぐちゃぐちゃになったみっともない顔のまま、日々の辛かったこと頑張ったことほっこりしたこと、取り留めのない独り言みたいな愚痴みたいなものをぼやいてOKな感じが凄く身近で、寄り添ってくれる感じがして、この神仏たちのいるお堂でひとりでひっそりわんわん泣いて、明日から頑張ろうってまた出て行くみたいな、そんな存在なのだと感じました。


沢山のお像がありましたが、一番好きで離れられなかったのが、山犬像でした。

柴犬くらいの大きさで、耳と口が赤く塗られていて、たぶん三峯に居る白狼像みたいな感じだったのかな等と妄想。凛々しさはあるけど恐ろしさは無く、よしよしと撫でたくなる。実際に、地域の子供が上に乗って遊んでいたそうな。神社の狛犬だったら怒られそうだ

順路逆走して(すみません)3回も見に戻ったし、しゃがんで目線を合わせてずっと見つめてしまった。何かを言っているような気がした。