こんにちは。
今日は児童養護施設でボランティアをしてきました。
ボランティアといっても小一時間小学生に勉強を教える程度です。
ちなみに、児童養護施設というのは、身体的暴力やネグレクトを受けていた子達や、
親を亡くした子、経済的に養育が困難にある家庭の子が生活をする場所です。
僕がこのボランティアをやるようになって、
特に教育面で自分は恵まれていたなと感じるときがあります。
小学校の頃、進研ゼミなどの通信教育を受けたり、
中三の時に初めて塾に通い、高校では予備校へ行き、
その後大学へ進学しました。
また、幼稚園児の頃、父にお風呂の中で算数の問題を出してもらったり、
将棋をしたり、モノポリーをしたりしていました。
大して頭がよかったわけではないですが、そういった日常生活の中で、
算数への興味や、計算や勉強等する上での理解力が少なからず
引き立てられていった気がします。
ボランティア先の子と接して感じるのは、
テストや通知表の点が悪い子でも、
頭の回転が特に遅かったり、理解力が劣っているのではなく、
上記のような学習を促進するような環境があればもうちょっと
よい成績が取れるんじゃないかなということです。
義務教育期間においては特に、周囲の環境や関わりの中で、
勉強に対する興味、勉強の仕方、成績、
簡単に変わってしまうものです。
もちろん何もしなくてもすいすい勉強が出来てしまう子もいますが。
施設の子達はこれまでの環境があまり整っていない分、
ある意味伸び代が大きいとも言えるかもしれません。
児童養護施設にいる子達にとっては、小中での勉強成績が、
その後の、18歳以降に歩む道に特に影響します。
児童養護施設では高校まではその施設で生活できますが、
高校を出ると、施設を出て、経済的にも自立しなければなりません。
大学へ行くとなると、一般的に、公立の大学へ通い、バイトを生活費を稼ぎつつ、
奨学金で行く必要があります。浪人なんてできません。
大学進学は、施設の子達にとっては結構ハードルが高いものです。
今通う施設では、多くの子達が高校卒業後に働き始めます。
しかし、ほとんどの者が正社員として仕事に就いても
すぐ辞めてしまうことが問題になっています。
高卒より大卒の方が応募できる職種が多いことを考えると、
大学へ行く意思と学力があるならば、大学へ進学することが
一つの解決策になるかもしれません。
また、進学せず働き始めるとしても、基礎学力はその後の
仕事人生を考えるとあった方がいいでしょう。
現状、施設では高卒であっても、中学レベルの国語、数学の問題が
解けない者も多く、複数要因はありますが、そのことが仕事を行っていく上で問題になり、
辞めてしまう一つの原因になっているかもしれません。
そういうわけで、施設にいる子達にとっては特に、
小中で基礎となる学力を身につけることが大事で、
それが身につくような環境や文化がもっと施設内に必要だなと。
自分が子どもの頃にその環境があったように。
今回はこの辺で。ではまた。