息子の ” 古物と器の店 ” 『 そらんじ 』 が ついに9月16日にオープンしました。
前日の15日の昼まで、10人の職人さんが最後の仕上げにそれぞれの受け持ちで奮闘するという
まるで戦争のような現場でしたが、昼前に正式な引き渡しをしました。
さぁ、それからが大変。
ギリギリの半日で翌日のオープン準備をせねばなりません。
3、4日前から現代作家さん達の作品がぞくぞく段ボールで到着しました。
息子は半徹夜状態で段ボールの中から器を取り出し、それぞれの値付けと検品に必死でした。
15日の昼頃、『 書肆 逆光 』 の S さん と、真鍮作家の秋野ちひろさんが手伝いに
駆けつけてくれました。
S さんは自分のお店を休んで、ちひろさんは はるばる埼玉から ・・・・・ 。
私は奥渋の 『camelback 』 の寿司屋の玉子サンドを7個取りに行き、店に急ぎました。
店の近くのコンビニでコーヒーを買いに行ったのですが、行きも帰りも道に迷い、コンビニでは
若い客の一人に 「 コーヒーを飲まないので、普通どのコーヒーを飲むんですか?」 と聞く始末 (笑)
ご親切にノンシュガーのコーヒーとカプチーノを教えてくれました。
S さんもちひろさんも 寿司屋の玉子サンドを 「お・い・し・い! パンも吟味されてる 」 と 喜んで
くれました。
さて、開けてない段ボールから2人が現代作家の作品をとりあえず全部出すことになりました。
ところが2人とも 「 いいねぇ! 」 「 これもステキ! 」 と 一つ一つに感動してくれるので、
賑やかなこと!
私も持ってきた紫芋の羽二重餅や冷たいお茶を出したりして、賑やかに過ごしました。
もう一人デザイナーの K さんがやはり助っ人に来て下さるので、ご挨拶してから ・・・ と 待って
ましたが遅くなってきたので、4時には帰宅しました。
私がとても疲れて食欲がなく、アリナミンを飲み、一日待っていた飛鳥と対面し、カボチャの
冷製スープと少しのご飯を ” まつのはこんぶ ” で湯漬けしました。
疲れ切って、次男が返った10時半まで横になってました。
帰宅した次男の話では 「 あの後、S さんとちひろさんが 懸命に作家物の値札を全部付けて
くれて何とか明日のオープンに間に合った! 」 と喜んでいました。
次男いわく、「 お二人がいなかったら、到底オープンに間に合わなかった ・・・・ 。 」 と。
私もそう思います。
お二人にお礼のメールを送ると、 ちひろさんから 「 沢山の素晴らしいもの達を見せて頂き、本当に
心から楽しかったです。 欲しいものがあり過ぎました。 興奮し過ぎました。」 と あり、
S さんからは 「 こちらこそ、素晴らしいお店の手伝いに立ち会えて、貴重な経験を致しました。
物のセレクトに目が利いていて、しかも居心地がいい店というものは、なかなか無いと思います。
これから色々な人達の口の端に上る店になるでしょう。 」 と ありました。