この日は7月並みの暑い日で、歩き回って喉が渇いたので、七面坂に
戻り、先ほど見つけた 『 しろいくろ 』 という不思議な名前の店の丹波の
黒豆を使った ” 黒豆かん ”(黒豆茶付きで600円) を食べたい ・・・ と
思い、店に入りました。
コンクリート打ちっぱなし2つのテーブルと長椅子にカラフルな座布団のような
ものが置いてあるだけです。
「 最高の丹波黒豆を贅沢に使っています。 栗のようなまろやかな丹波黒豆
の美味しさを味わって下さい。」 とありました。
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我が家は次男が大の丹波の黒豆好きで、毎年暮れに自分で私の郷里の
中学の同級生の豆問屋から送ってもらう丹波の黒豆700gを錆びた釘を
入れて、豆のアクを丁寧に取り、ごくごく弱火で7時間煮て、絶品の黒豆煮を
作るぐらいです。
それは甘くなく、シワ一つなく、京都の甘ったるい料亭の黒豆煮よりはるかに
美味しくて、絶品です。
『 しろいくろ 』 の お品書きには、
黒豆塩大福 ・ 黒豆塩ロールケーキ ・ 黒豆アイスクリーム ・ 黒豆茶 ・
人気の黒豆かん と ありました。
暑かったので、私が冷たい ” 黒豆かん ”(黒豆茶付き)を、次男が ” 黒豆
アイスクリーム ” と ” アイス黒豆茶 ” をオーダーしました。
しばらくして運ばれた ” 黒豆かん ” は、ふっくらと上手に炊き、あまり
甘くない丹波の黒豆がゴロゴロ入り、冷たい寒天と黒豆の蜜を掛けて美味しく
食べました。
かなり美味しくて、気に入りました。
” 黒豆茶 ” にも丹波の黒豆が2個入っていましたよ。
次男の ” 黒豆アイスクリーム”も大粒の丹波の黒豆がいっぱい入って
いて美味しかったそうです。
ここは静かで、あまり他の客とも出会わないので、落ち着ける良い店を
見つけました。
その後、次男が 『 モンタボー 』 のディニッシュ食パンを求めて、
麻布十番商店街を歩きました。
次男はよもぎアンパンと、長男に彼の好きそうなガーリックと枝豆とチーズの
入ったナンのような形の薄いパンも買いました。
私は初めて麻布十番の街をぶらぶらしましたが、昔ながらの金物屋さんや
今川焼やお好み焼きなど、庶民的な街でした。
成城石井もありましたけど ・・・・
その夜、次男が食卓によもぎあんぱんを置いてしまってました。
あろうことか、飛鳥が ほんの一瞬のスキを見て、居間からダイニングに
飛び込み、椅子の上に飛び乗ったと思ったら 「 パクッ 」 と よもぎ
アンパンに食いついてしまいました!