父の誕生日だった昼に、数か月ぶりに天現寺の 『青草窠 (せいそうか)』 へ
行きました。 前回は筍の時期に伺いましたかしら?。
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いつもは、着いたそうそう白湯が出されるのですが、あまりの暑さに冷たい
緑茶を貰いました。
先付は ”甘海老・ほたて・ずいき・蓮根の梅和え” でした。
スキッとした梅出汁が爽やかで、一品目からすごく美味しかったです。
桑の葉が乗っています・・・ 百合型の向付が涼しげです・・・
椀物は ”ハモと冬瓜のお椀”。
珍しい紫陽花のお椀の蓋の開けると、鱧が登場 !!
鱧は関西では意外にお安いそうですが、こちらではなかなか頂けません。
この店のお出汁は、すごく上品にひいてあって、毎回楽しみなのです。
飲み終わったあと、出汁の味が消えて具材の味が残るような・・・・・とにかく
美味しい こういう逸品は家庭では頂けませんネ。
続いて ”手打ちの冷麦”。
漬けダレの中の半熟の黄身をくずしながら、さっぱりと・・・・・。
八寸は ”焼きいちじくの胡麻ソース・とうもろこしのかき揚げ・食用ほおづき・
南瓜のたいたん・百合根団子(ゆりね餡の中に塩ウニが入ってました)・人参・
生麩の味噌はさみ・自然薯の磯部揚げ”。
特に ”焼きいちじくの胡麻ソース” が絶品でした。
続いて ”若鮎の揚げ物”。 この鮎が美味しかったです。
塩焼きは家でもしょっちゅう食べているので、頭から食べられる揚物をリクエスト
してありました。 骨せんべい付きです。
そして ”賀茂なすの揚げ出し”。
これもまた 絶品 太白ごま油で揚げてあり、かなり大きい賀茂なす
でしたが、口の中でとろけて今日一番の美味しさでした。
最後は ”じゃこ山椒のお茶漬け”。
かなり山椒強めで、食事の締めにはぴったりでした。
水菓子は ”自家製 水ようかん”。
ここの ”水ようかん” は、スプーンでも掬えないくらいの柔らかさなのです。
しかも甘さ控えめで・・・・・。
そしてかなり濃いお抹茶で 「やっぱり美味しいネ」 と唸り、絶品ランチを
終えたのでした。
いつもながら初めから終わりまで大満足でした。
次回の訪問が楽しみです。
※ 家庭画報8月号に『青草窠』の料理が載っています
なお、私達が決まって使うお茶室は、お昼は部屋料が要りません。
堀こたつ式で足がリラックスできますし・・・・・。