【温泉】新潟県魚沼市 栃尾又温泉「自在館」 | 酔いどれて(普段飲まないけど)

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新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、館内では自室・食事・入浴以外ではマスクを着用し、手洗い消毒をきちんと行いましょう。

この他、宿泊施設の指示にはちゃんと従いましょう。

 

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ぬる~い温泉第2弾は、新潟県魚沼市にある「栃尾又ラジウム温泉 自在館」です。

小出市街から国道352号線を奥只見方面へ。

奥只見シルバーラインの入り口を過ぎると、ほどなく大湯温泉が見えてきます。

入り口にある大湯ホテルから県道299号線に入り、しばらく走ると自在館が見えてきます。

 

 

右側の建物が本館、渡り廊下で繋がった左側の建物が大正館です。

開湯400年以上の湯治宿で、日本でも珍しいラジウム泉となっています。

館内は「貝掛温泉」と同じくレトロ感が漂いいい感じ。

ロビーの外は一気に落ち込むので、建物が崖沿いに立地しているのが良くわかります。

今回宿泊したのは本館地下1階の和洋室(写真撮り忘れ)。

4人で宿泊するには十分な広さ。ここに2泊します。

「大正館」にも客室があり、レトロな雰囲気の客室で湯治を楽しむことができます。

最近施錠できるようになったそうです(^^;)

部屋によってはトイレや洗面が無いので、予約の際にはしっかりチェックするとよいでしょう。

 

栃尾又温泉には3件の旅館(自在館、神風館、宝厳堂)があり、みんな親族が経営しているそうです。

栃尾又の貴重な温泉を守るため、「うえの湯」「したの湯」「おくの湯」という共同浴場を作り、各館には温泉を引いていません。

自在館の奥にある「栃尾又温泉センター」に「うえの湯」と「おくの湯」があり、自在館の崖下に「したの湯」があります。

「うえの湯」「したの湯」と「おくの湯」が1日ごとに入れ替わります。

廊下で繋がっていないので、一度サンダルに履き替えて向かうことになります(「したの湯」は自在館から直接行けますが、スリッパでは行けません)。

 

 

「栃尾又温泉センター」は比較的新しく、「おくの湯」が一番新しいそうです。

源泉かけ流しの大きな浴槽、寝湯、少し熱めの小さな浴槽という構成です。

ぬるい大きな浴槽にはパイプが敷かれており、冬期間に少し湯温を維持するための保温装置(熱交換?)だそうです。

「したの湯」は桐の階段を62段下った一番崖下にあり、渓流を挟んだ反対側に源泉井戸があります。

源泉かけ流しのぬるい浴槽と少し熱めの小さな浴槽の2つだけ。

小さな洗い場が1つあるだけなので、ここはのんびり温泉を楽しむ場所です。

栃尾又温泉も1~2時間の長時間入浴が基本で、水や本を持ち込む人もいます。

私は寝ていました(笑)。

使用温度が35度くらいということで、最初は少し冷たく感じますが入っているとポカポカ温まってきます。

これが気持ちいいんですよね。

さすがに2時間は入れませんでしたが、1時間くらいなら余裕で入れますよ。

(大浴場は撮影禁止のため、写真はありません)。

また、館内には3つの貸し切り風呂があり、全て無料で利用することができます(玄関ホールにある予約表に書きこんで予約、50分。ただし沸かし湯)。

 

 

お食事は湯治宿らしく栄養バランスを重視した健康志向の内容。

私たちは「一汁四菜コース」で宿泊し、初日は「鴨鍋」と「虹鱒のお造り」を追加注文しました。

量的に足りるかな?と思っていましたが、結果的に十分でした。

2日目は追加料理を頼みませんでしたが、メニューも変わっていたので満足しました。

「一汁四菜コース」の他には「一汁六菜コース」「プチファスティングコース(夕食自家製スムージー)」があり、変わり種としては「プチ座禅&現代湯治コース(夕食は一汁四菜)」なんてのもあります。

いずれのコースにも連泊割引があります。

 

泉質は「単純放射能泉(アルカリ性低張性温泉)」、源泉温度は約37度、使用温度は35度です。

飲泉もでき、各浴室の吐出口や飲泉所で飲用することができます。

また、日帰り入浴は完全予約制です。

魚沼の山奥に湧く良質な温泉でした。

一人旅の方も多いらしく、私たちが宿泊したときも男女年齢関係なく一人のお客様がたくさんいました。

私も今度は一人で宿泊してみたいですね。