まさしく命を焼きつけた遺作です | 酔いどれスナフキンのブログ

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今年は辰年ってえことで、新年一発目の映画レビューはコイツにしました。

おっちゃん的フェバリット!?
燃えよドラゴン

今からちょうど12年、ブログネタにしておりましたが、改めてリー様。

昔のブログを見直すと、媚びってる感じの文章が笑ってしまいチョイ恥ずい。


無論こちらも観に行きました。
燃えよドラゴン 劇場公開版4Kリマスター

ワーナー・ブラザーズ創立100年、『燃えよドラゴン』公開50年、ブルース・リー没後50年のトリプル・メモリアルでございます。
ここで観ました😄

池袋のこの辺は再開発が進んでおり、他にもシネコンがあるので間違えそうです。

しかも初めてのシニア割り。
やはりマニアが集ったのか、日に一回の上映はほぼフルハウス(そんなに広くは無かったけれどね)で、終映後には拍手が起きてました。

公開初日観に行き間したが、今年が辰年だったので本日まで寝かしました😄『燃えよドラゴン』を劇場で観たのは、現在ではラウンドワンとなったバウスシアターとなお前身のムサシノ映画劇場で、アラン・ドロン&チャールズ・ブロンソン&三船敏郎が出演した『レッド・サン』との二本立てだったと記憶してます。

その時は、かの有名な『ドンシンク、フィール』(考えるな、感じるんだ)一連からなるリーの哲学の部分はカットされており、後のディレクターズカット版で明らかになりました。

昔はそういう無粋なカットが多かったですよね。
妹(アンジェラ・マオ)を死に追いやったオハラ(ボブ・ウォール)との試合はリーの圧勝…速いです。

ご存知のとおり、ブルース・リーは本作公開前に亡くなっておりますが、それを予見したかの如く功夫映画の引き継ぎもおこなわへております。

先の少林寺のエキシビジョン・にはマッチサモ・ハン・キンポー、ハン(シー・キエン)の島での大乱闘にはジャッキー・チェンもエキストラ出演してたのは有名な話しです。
因みに上の写真はジャッキーじゃありませんね。

ブルース・リーは喜劇役者だった父の巡業のためアメリカで生まれ、第二次世界大戦後、日本から再びイギリスの統治下となった香港に帰国?します。

当時の香港はイギリス人が上流階級で、支配されていた中国人の子どもたちはケンカに明け暮れるしかなかったらしいッス。アメリカに進出して『グリーン・ホーネット』にカトー役で出演したときも東洋人に対する差別に苦しんだと聞きます。

肉体的には強者となり截拳道を創設したブルース・リーが向かっていったのは姿なきレイシズムだったのかも知れません。

『燃えよドラゴン』以前のハリウッドのアクション映画はカースタントとガンアクションだけで、リーの死後に公開されたこの映画はハリウッドのみならず全世界でヒットし肉体を駆使したアクション、クンフー・ブームの火付け役となりました。

一時代を築きましたね。

ま、リブログしたブログにも書きましたが、この映画のラストにブルース・リーのやり終えた感が出ていたのがその後を暗示しているようでありました。

ENTER THE DRAGON

主演:Bruce Lee
監督:Robert Clouse
1971年香港・アメリカ合作映画
上映時間:99分