「帰ってきた」酔いどれリーダー漫遊記! -29ページ目

「帰ってきた」酔いどれリーダー漫遊記!

皆さーん!こんにちネギネギ~!
自他称酔いどれリーダーことハギーです(・∀・)

このブログは某ライ●ドアで数年間更新していた「酔いどれリーダー漫遊記」の焼き直しです(^_^;)

それでは今宵も、留萌の夜に…乾杯

Negiccoの存在を初めて知ってから少しして、俺はYouTubeで動画を検索していた。
目的はもちろんNegiccoの動画である。

そこでまず気付いたのは、いわゆるPVが少ないということ。
その代わり、ファンがupしたと思われる動画が大量にあった。

中でも特に目についたのが彼女らの地元、新潟のイベントでのライヴとおぼしきもの。
手作りの壊れそうなお祭りステージや、運動会みたいなテントの下。下手したらただの路上と、ちょっと気の毒に思える様な場所でのライヴ。
そんな動画のサムネイルが並んでいる。
衣装だってお世辞にも良いものとは言えず、まぁローカルアイドルなんてこんなもんなんだなぁと見た目には思っていた。


確か最初に観た動画は、2012年2月撮影の「古町7番町ステージ」だった。

俺はそこで予想外のインパクトを受けることになる。

曲名は「ニュートリノ・ラヴ」
アップテンポのダンサンブルなナンバーだ。

当然初めて聴くはずの曲なのに。

イントロからじわりと心に入って来た。
テンポの良さからは想像できなかった哀愁感漂う旋律が、心の琴線を震わせてきた!

なんだこのメロディーは!?初めて聴くのに…涙が出るくらい切ない!て言うか泣ける…

そしてその曲に負けないパフォーマンスを魅せる彼女達。
それは、それまで抱いていたイメージを、木端微塵に吹き飛ばすのには十分過ぎた。

ステージも、衣装も、目には入らない。
そんなもの関係なかったのだ。
ただそこには与えられた場で、お客さんのために笑顔で元気をふりまく、とても輝いた姿があったから。

俺は自分自身が恥ずかしくなった。
やはりどこかアイドル、ましてやローカルアイドルなんてこんなもんだ、と見下していたのだろう。
それは間違いだ。
だって、この人達はこんなに一所懸命じゃないか…!

その姿に、初めて、触れた。

これで分からない方がどうかしてる。


そしてそれ以降、いろんな動画を探しては視聴していくと、とにかくすべての曲が並べて比較できないくらいの名曲に感じ、どんな場所でも彼女らのパフォーマンスは安定感があり、今までがただの10年ではなかったことを彷彿とさせていた。

ただ一つ気になるコトが。
ライヴ中のMCが、なんでか素人っぽい。
10年やってる感が、そこだけ無いのだ。
でも不思議とそれも悪くない。
何故なのか?

その疑問に偶然なのか運命なのか、タイミング良く答えてくれることになったテレビ番組がある。
それがNHKワンセグ2の「ふぁんみ!」だった。

[つづく]