morimaのブログ

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'98 アンリ・ジロー フェ・ド・シェーヌ マグナム
ブラン・ド・ノワール
柔らかい泡。ムース様。洋梨やリンゴのニュアンアス。非常にバランスの取れた一本。

'98 ロマネ・コンティ
熟成期に入りつつある。赤いヴォーヌ・ロマネ。難しい。細かい絹を幾層にも折り重ねた様なシナヤカな密度。作りのキメ細やかさが他のドメーヌにはない所。もう3年くらい早飲みしてしまってよかったかも。

'89 ロマネ・コンティ
宇宙を思わせる静寂、深さ、そして孤独。吸い込まれそうになる。これもやはり細かい作り。しかし密度が異常に凄くかつ完璧な球を思わせる。とらえどころがないとも言える。究極の飲みやすいワイン。

'97 ロマネ・コンティ
ここでやっとDRC香。若いエキス。笑みがこぼれる。他のラターシュ、リシュブールの様な解り易さを超越した次元で旨さ。

'01 ロマネ・コンティ
若い!DRC香。旨いな~。ラターシュより格上というのが良くわかる。若い旨みありつつも、ポテンシャルというか構成している味の要素が更に段違い。もう球の片鱗も。DRCとはDRC香が球へと変化していくんだな。

'98 ラ・ターシュ
こう飲み比べると荒いな。しかしDRC香。ラ・ターシュらしい荒々しさ。旨いんだけどね。ロマネ・コンティの凄さを引き立てるだけの一本になってしまった。

'66 ルロワ シャペル・シャンベルタン
全然方向性の違う澄んだ味わい。構成要素はロマネ・コンティより乏しいのは明らかながら、人懐こい。和服美人。ブルゴーニュの良さとは完全無欠の王よりも、人を感じさせる人懐っこさがやっぱり魅力なのかもしれない。

'77 ワレ
綺麗な甘さ。不思議。醸造酒然としている。非常に上品なポートワイン。

5年間ワインを飲んできて、
今日で一つの節目であった事は疑う余地なしである。

ワイン全般を見渡すとまだ飲んでないワインは色々あるものの、
一通りは飲み最高峰と言われる、
恐らく飲んだ印象からも最高峰であろうロマネ・コンティもこれでもかと言うほど垂直をして、
これ以上ってない、あっても想像できる範囲になってしまった。

20歳~25歳までワインを飲むきっかけを作ってくれただうんたうんに感謝いたします。
そしてどうせ飲むなら最高峰を求めミナミから新地へと移り、
要所要所で人と出会えた自分の嗅覚を誇りに思います。
そしてそれぞれで素晴らしい経験をさせてくれた阪口さんや大沼先生、ニシワキさん、小花のでっかいおっちゃん、わいん家の西堀店長、ミヤタケさんやだうんたうんのマスター、千葉さんも、結構初期に影響を受けたシマヤンなど皆様本当にありがとうございました。

そして最期に、このような人との出会いや自分のアイデンティティ形成及び生活に多大なる影響を与えそして幸せな数々の経験を与えてくれたワインに感謝いたします。
ワイン、、そのぶどうが織り成す深遠なる世界を未だに不思議に思うと同時に、
時代を越えて人々を魅了し続ける罪な存在に感謝を致しまして結びの言葉とさせて頂きます。感謝。