【公式】旅するメロンパン⭐︎パパ

ローマの中心地にある「パンテオン神殿」は
約2000年ほど前に建てられた
古代ローマ建築の最高傑作。

石造りの建築物としては、
世界最大であり圧倒的なスケールの
パンテオン神殿です。



このパンテオン神殿の近くには
四大河の噴水で有名な
「ナヴォーナ広場」があります。

古代ローマにキリスト教が
布教される頃よりも昔、
紀元前25~27年頃に建設されたと
言われています。

しかし、その後火事で焼失してしまい、
現在の姿は115~118年にかけて
再建されました。

その歴史には諸説ありますが、
パンテオン神殿はローマ神話に登場する
神々を一つの建物で祀る「万神殿」
とされていた、という説もあります。

古代ローマにキリスト教が浸透し、
ローマの神々への信仰が薄れてしまった後も
キリスト教の寺院として利用され、
その姿を現代に残しているのだそう。

パンテオン神殿の内部に入ると
クーポラという丸屋根の部屋があり、
天井の美しい模様と中心に
大きく空いた穴が興味深い。

この穴はラテン語では
「オクルス(目の意味)」と呼ばれ、
「パンテオンの目」とも称される
採光窓です。

オクルスに光が入り込む光景は神秘的だが、
天井に穴が開いているので雨の時は床に
排水溝を通すことで水はけを確保しているのだそう。

ちなみにクーポラ(丸屋根)の高さは、
約43.2メートル。

パンテオン神殿の見どころは、
壮大な建築だけではありません。

内部の祭壇にはイタリア王国の初代国王
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世と、
ルネサンス期の巨匠ラファエロが
埋葬されているのです。



ラファエロはパンテオン神殿に
埋葬されることを希望したという
エピソードもあり、古代ローマ時代から
現在に至るまで人々を魅了し続けている
神殿と言えます。

 

年中鑑賞できるということから
非常に人気の高いスポットですが、
イタリア各地の聖堂と同じく、
パンテオン神殿もミサが行われる
現役の宗教施設です。

そのため、肌の露出が多い服装は
避けることをオススメします。

パンテオン神殿の向かいには
「ロトンダ広場」があり、そこには
噴水とオベリスク(神殿などに立てられた
記念碑やモニュメントのこと)があります。

オベリスクを支える土台部分の
4面には顔があり、
それぞれ表情が異なります。



訪れた際にはチェックしてみてください!

 

 

【基本情報】

名称:パンテオン神殿(Pantheon)

住所:Piazza della Rotonda, Roma - Italy

営業時間:[月-土]8:30-1930 [日]9:00-18:00 [祝]9:00-13:00

入場料:無料