僕が生れた国、東京。
今月の始め頃、僕はドイツに出したお店を
正式に会社ごと売却した。僕はまたまたフリーになった。
そして、なぜ僕が東京にいるかと言うと、
次の起業の準備をしているからです。
聞こえがいいでしょうか?
確かに僕は、海外で一度の起業と
一度の企業売却を経験しました。
これは、もしかすると、
今の日本の、なんとなく成功思考の強い一部の人達の間では、
「すごい事」かも知れません。
しかし、実情は荒れていて、
とても「すごい事」なんて言葉では表現できません。
企業売却の件は、相手があっての事なので、
ここでは、あまり書けません。(たぶん書いたら面白いのですが)
僕は悪運強く生き残り、
言葉の話せない34歳の貧乏な男が、
海外に渡って生きていけるのか。という、
無謀とも言える、終わりなき小さな物語を書いています。

たくさんの失敗をしながら、
普通に生きていれば経験できない様な人生を歩んでいますが、
僕はそういう人間なのです。
簡単に言うと「変わりモノ」という所でしょうか。。。
私が憧れる生き様は、
「70%正義、30%ワル」です。
しかしこの1年で、自分を再確認した結果では、
「30%正義、70%ワル」という事です。
根が真面目。
これが一番大切な事。
これは、私の母が言っている事葉なのですが、
僕は、この言葉をまっとうする事ができません。
簡単に銃で人を撃つ事はありませんが、
気に入らない事があれば吠え、
時には、どつきます。
次の起業では
「50%正義、50%ワル」ぐらいに成長できれば、と思います。
東京には、たくさんの「名言」があふれていました。
それは、
考えられたモノではなく、
荒削りなまま溜め息と一緒に押し出された本心のかたまり。
そんな言葉達を胸にそっと抱え、
僕はまた旅に出ます。
おばぁに線香をあげ、
ズボンのポケットに手を突っ込むと、
ヨーロッパのユーロと
日本の円がごちゃごちゃに入っていましたが驚きません。
これが僕の人生を象徴しています。
