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ameba blogを更新しました_
今日のテーマは「美味しんぼ」_
こんばんは、鷹村洋一です(´∀`)_
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ル・キャナル

フランス・パリの有名店が銀座に店を構えた
日本進出に際してル・キャナルは東西新聞を開店披露に招待、
究極のメニュー作りの取材も兼ねて山岡ら4人が出席した




そこに現れたのが我らが海原雄山先生

高名な美術家であり料理研究家
美食倶楽部を主催する氏も当然招待客である
先生は東西新聞社を一瞥されたが、
特に興味もお示しにならず席に着かれた

ル・キャナルが自身を持って日本に持ち込んだ「鴨料理」
今日のメインはそれだが、前菜から先生は厳しい一言を告げる




"前菜についてのお言葉"

「まったくフランス人というのは能がないな―
何にでもバターと生クリームを使ったソースをかけなきゃあ気が済まんのだからな
うちの料理人がこんな見事な鮃を与えられたら、
生姜と葱の香りを利かせて酒蒸しにするだろうな―
その方が魚の風味が充分に引き出す」


バッチリと調理法にダメ出しをされ、更にトドメの一言

「フランス人は魚の喰い方を知らんな」

食を究めた海原雄山先生、厳しいのである
メインの鴨についても一定のレベルに達しなければ―




ル・キャナルの「鴨料理」

ローストした鴨に、骨髄と血を使ったソースで仕立てるのがル・キャナル
半身を賞味された海原雄山先生は残りの半身についてこう仰った

「―残りの半身はソースに絡めずにそのまま持って来てくれ」

自慢のソースを使うな、とのお達しに動揺を隠せないル・キャナル
そんなことは気にも留めず、海原雄山先生は秘書の一人に指示を出した
秘書が風呂敷包みから取り出したものは―




山葵である

「ウム、この方が美味い―」

海原雄山先生は山葵醤油にて鴨を召し上がった
焼き加減については先生を満足させられたようだが―

「16世紀から続いている鴨料理と威張っても実態はこんなもんだ
血のソースだ、骨髄のエキスだと勿体ぶっても山葵醤油の方が美味いのだからな―」


高らかにお笑いになりながら更に続ける海原雄山先生




「料理としての完成度から言えば、
日本の懐石料理が一番だ」


「新鮮で最高の材料を用いて、繊細極まりない感覚と
超絶的な技巧を振るって作り上げる懐石料理の一品一品は
正に芸術品なのだ!
この鴨のようにソースでも喰えるが、山葵醤油でも喰えるといった曖昧さは無い!」





このお言葉に異を唱える山岡

海原雄山先生を「血のソースという新しい味を解ろうとしない」と愚弄し、
更には懐石料理のスキのない完成度を「そんな窮屈なものじゃない」と宣う

「ええい―お前には何も解っておらん!
士郎!私が完璧な懐石料理というものを拝ませてやる
その料理人の指定した食べ方以外の食べ方ができると言うのなら、やって見せろ!勝負だ、士郎!」


もうル・キャナルのコトは完全に無視して料理勝負が決定

東西新聞社・谷村部長と富井副部長は慌てふためく
海原雄山先生の「完璧な懐石料理」に恐れをなす
当然だ―海原雄山先生が吟味された「完璧な懐石料理」に
これを超えるとか、新しい境地を見出すことなど不可能なことだ

「勝負はやってみなければ判りませんよ―」



しかし、今回の先生のご采配には疑問が―

「できるかどうか」が問題であって
懐石料理を超えるとか、新しい境地という崇高さはないよなぁ
ううむ―先生、何故こんな勝負を?
っていうか、またタイトルのトコで重要なネタばらしがあるんだよなぁ―


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