以下(ラエリアンムーブメント・アジア大陸代表)のブログ
ホワイトカラーの仕事も、AIに取って代わられる
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エロヒムの予告:
「現在のあなたがたが持っている技術を、暴力や、軍隊や、特定の人たちの個人的な利益のためではなく、人々の幸福のために使うのであれば、あなたがたはすぐにでも、本当の意味で地上の楽園に住むことができるでしょう。
科学技術によって、人類は世界中で飢えの心配から完全に開放されるばかりか、働かなくとも暮らしていけるようになるのです。日々の骨の折れる仕事は、オートメーション化のおかげで機械が立派に引き受けてくれます。」
「地球人は科学的に創造された」ラエル著 ”地上の楽園”の項
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予告されていることに急速に近づいて行っています。喜ばしい。
カネを稼ぐために仕事をしないといけない、ことがストレスの原因です。そこから多くの問題が人々に乗しかかる。
悲観的な人は失業を心配していますが、社会的なシステムを変えることによって、”失業”の悲劇が”労働から解放された々”の悦びに変えることができます。既にフィンランドが今年試験的に一部でやってみるようです。日本のように良くまとまっている国ではこれの実現は可能でしょう。
フィンランド、ベーシックインカム支給実験の詳細が確定・実施開始は来年(2017)から
http://business.newsln.jp/news/201609012340390000.html
日本の【図解・社会】生活保護受給者数の推移
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_general-seikatsuhogo
日本では生活保護受給者が200万人を超えています。それでも日本国は問題なく運営されています。これを次第にベーシックインカム制度に切り替えることは可能でしょう。
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日経ビジネスONLINE
ホワイトカラーの仕事も、AIに取って代わられる
重要な「決断」もAIが下すようになる
2017年1月16日(月)
「クラウド式機械学習サービス」の登場も相まって、機械──正確に言えばアルゴリズムが、すべての労働分野で人間にとって代わることになるだろう。(写真:PIXTA)
AIは幅広い分野に普及する
人工知能(AI)の機械学習(事前に設定されたプログラムではなく、データの蓄積により自律的に法則やルールを見つけ出して処理するシステム)が、従来考えられていたよりも、大きな可能性を見せ始めている。「この仕事は機械には所詮、無理だ」といった固定概念は、もはや取り払われつつある。
「MLaaS」(クラウド式機械学習サービス)の登場も相まって、機械──正確に言えばアルゴリズムがすべての労働分野において、人間に取って代わることになるだろう。そしてその事実に関して、様々な分野で大きな議論が沸き起こっている。間違いなく不利益を被る人もいるだろうし、機械を使う主体であるはずの人間がテクノロジーに置き換えられてしまうのだから、反発や批判が起きるのも当然のことだ。
こういった劇的な変化を楽観的に受け止める人たちもいる。例えば、以下のような考え方の人たちである。
“テクノロジーの進歩によって仕事が機械に置き換わることは、産業革命以降、昔からよくあることだ。機械の代替によりある職種が消滅する代わりに、以前は存在しなかった新しい職種が登場する。そして、新たに生まれた職種の環境への投資が行われ、労働市場の再編がなされ、最終的には新たな雇用が創出される──。”
しかし一方、人工知能による自動化によって、もはや人間の労働力は必要とされないだろうという悲観的な考え方もある。最も早期に影響を受ける分野──つまり消えてゆく雇用として、「3D」と呼ばれる分野がある。「Dull(退屈な)」「 Dirty(汚い)」「 Dangerous(危険な)」といった形容詞で表現される職業だ。まず、それらの職業が人工知能などのテクノロジーによって取って代わられると、多くの人たちが思っている。
これらは大抵、「ブルーカラー」と呼ばれてきた仕事である。例えば、組み立て作業、建設業、鉱山での労働、工場の流れ作業、トラックや自動車の運転…などなどだ。機械によって代替されるべきだという考えの根底にあるのは、非人間的労働に従事する人々や、労働から疎外されていると感じている人々は、テクノロジーによって解放されるべきだという考え方である。
AIが人間を労働から解放すると──失業する
しかしながら、自動運転技術の進歩を見ればわかるように、現時点で運転を生業にしているタクシー運転手や、トラック運転手の仕事が、そのうち自動運転のようなシステムに取って代わられると、運転手たちにとっては労働の疎外からの解放どころか、失業という酷な現実が待っているというわけだ。
ところで、人工知能の機械学習の「ホワイトカラー労働」への影響に関しては、あまり巷の話題に上がってこない。おそらくホワイトカラーの仕事には機械化は必要ないと考えられているか、もしくは「人間本来のクリエイティブな仕事だ」ととらえられているからだろう。
ホワイトカラーの管理職や専門職は、機械化による代替を免れ、むしろその人の仕事をサポートするために人工知能が取り入れられる、と一般的には考えられている。例えば、経営者が機械学習を使って仕事の質を高めたり、機械学習を企業組織の円滑な運営のために活用する、といった使われ方だ。
ホワイトカラーの仕事も例外ではない
しかし、である。人工知能はそのようには使われていないのが現実だ。実際には想定以上のことが起こっている。例えば様々なメディアで展開する、広告戦略を練り上げ、実施する作業。これはホワイトカラーの仕事と考えられてきたが、実際には「広告管理ソフトウエア」の影響をもろに受けている。
これは、社会の動きや個々のユーザーの動向を踏まえ、ネット上の広告の価格をリアルタイムで交渉、決定したり、効果を予測したり、ネットで配信したり──広告にまつわる業務を総合的に行って費用対効果を最大化するソフトウエアだ。従来は、ホワイトカラーの管理職が一定の基準に従って結論を出していた。しかし、管理職が依っていた基準は明確で透明性があるとは言えず、勘や経験則といったものも含まれていた。ところが、人工知能を活用したソフトウエアがこの業務を担うと、プロの人間以上に正確な仕事をし、出してくるデータの精度も向上した。
タクシーやトラックの運転手たちに起こり始めていることと全く同様だ。クルマの自動運転システムは休憩時間も必要ないし、人間のように疲れて注意散漫になることもない。そればかりか事故の数も極端に少なくなり、人間の運転手よりもよい仕事をするようになるだろう。
人工知能は人間よりもっと良い仕事をする
では、人工知能はどのレベルまで、ホワイトカラー管理職の仕事を代替できるのだろうか。様々な要素がからみあう複雑な状況や条件の中で交渉し、最適な決断を下してゆくのが管理職の主な仕事と考えられているが、その仕事内容はディープラーニング(深層学習、機械学習の一種で主に生物の神経系の挙動を模して自ら学習できるようにデザインされたシステム)で対応可能な領域だ。
ディープラーニングなどの機械学習は、一定の解決策を講ずるとか、自動的に決断を出すといった平板な作業を行うのではない。その反対に刻々と変化する状況を正確に把握し、最大の利益を得られる方策や決断を導き出していく。その中には緊急性を含むものもあれば、長いスパンでの戦略が必要なものもある。現時点で言えることは、それらの人工知能のテクノロジーは、いずれ人間よりもよい仕事をするようになる、ということだ。
「グーグル」「フェイスブック」「マイクロソフト」といった先進企業の業務は、人工知能のテクノロジーなどにより真っ先に機械化可能なブルーカラーの仕事とは全くかけ離れているが、それらの企業は積極的に人工知能を取り入れている。このことは私たちに大きなヒントを与えてくれる。
ディープラーニングなどの機械学習によって、多くの製品やサービスは、従来ホワイトカラーワーカーたちが連携して作り上げてきたものからは想像もできないくらいに、クオリティーが上がる。この当然の帰結として、専門職の仕事と考えられてきた業務も、ディープラーニングなどを取り入れたプログラムに取って代わられていくだろう。
人間の情報収集能力や分析能力を圧倒的に凌駕
現在、言語を扱うテクノロジーは、アルゴリズムによって多様な言語の分析が可能で、人間よりも理解力が高い、というレベルまで到達している。複雑な文脈も正確に読み取る能力がある。これによって膨大なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の書き込みを検索して、ある特定の産業や企業、あるいは活動に関する膨大な情報を収集したり分析することが可能だが、これは人間の情報収集能力や分析能力を圧倒的に凌駕する。生身の人間では一生かかっても絶対に読み取れない数のデータをAIは瞬時に読み、分析することが可能だ。
企業において、重要な決断を下すまでのプロセスを、人工知能が担う日がいずれくるだろうか? おそらく、それはもはや時間の問題だろう。ホワイトカラーに残された主な仕事は「判断」であるが、その部分でさえ多くが自動化されてしまうことになる。それが現実となった時には社会全体における画期的、そして重大な変革が起こるはずだ。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/283738/011100035/?P=1&ST=economy