第３章 静けさ
「地球の上で、歌い、踊ってください。大地がひっくり返ってしまう前に」
ラエル
〇 笑い
笑うことが、人間本来の姿です。天才たちのようにです。
天才たちは普通、本当によく笑います。脳の潜在能力を最大限に発揮する境地に至った人たちは、みんなよく笑います。
アインシュタインが舌を突き出している写真を見たことがありますね？
私は真面目な人に出会ったときは、とても用心することにしています。というのは、真面目さはバカさ加減と一緒であることが多いからです。
政治家たちをご覧なさい。雨傘を食べて育ったのではないかと思うほどガチガチです。こういう人たちが、権力をもって国を治めているのです。
賢い人になれると思って真面目ぶっていても、覚醒できる可能性はゼロです。
真面目な人は退屈です。笑う人は上手く人を覚醒させます。
教えることも、笑いと一緒だと上手く伝わりますからね。第一、心地よいですから。特に言葉や記憶も、笑ったり喜んだりしているときの方が覚えやすいです。
私たちの脳は、過去のイヤなことはサッサと忘れてしまうようにできています。反対に、楽しかったことは簡単に思い出せたりします。
精神的な健康状態を保つことができるように、脳はそういうふうにできているのです。
いい思い出は、細部の印象まで自然に思い出すことができます。しかし悪い思い出は、それを思い出すのに努力が必要ですし、たいていは細かいところのピントがぼやけています。
笑い方が分からないときは学んでください。
笑い方をどう学べばいいですかって？
それは笑いながらです！
笑いは、脳にとってはクサビのようなものです。それは唇の両端に裂け目を入れるためのクサビです。また笑いは、脳の大掃除をしてくれる作用もあります。
前の晩に何があったとしても、朝は、起床するなり微笑んでください。
そう、微笑むのです。
なぜなら、泣いても結局は何も変りませんから。
反対に、微笑みで自分自身が花開いていくのを感じるとき、その微笑みを他人にも向けるとき、それはまるで太陽のように、あなたと周囲の人たちの一日を輝かせます。
人生において、
毎朝、自分自身に「おはよう！」と言ってください。
朝、鏡の中の自分に、 「愛してますよ。私のこと、どう？」っていうジェスチャーしてください。愛の宣言をしてください。
「足の先から頭のてっぺんまで、その爪先から髪の毛の先端まで、自分のことを深く愛してます」と言うのです。
それから、朝一番に出会った人が、自分に微笑みかけるようにさせるのです。
どうやればいいのですかって？ とても簡単です！
こちらから微笑んであげれば、向こうもこちらへ微笑み返してきますから！
これは絶対、上手くいきますよ！
笑えば笑うほど、調和的な人間になることができます。自分自身でいられるので心地よく、幸せを感じることができます。
日に日にあなたは良くなっていきます。
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