米軍海兵隊がいなければ日本は中国や北朝鮮からの攻撃から守れないというプロパガンダに騙されないように気をつけましょう。武力を使わず戦争にならないように国を治めることのできない政治家や政党は日本には不要。世界の見本となるのが日本でなければなりません。米軍に代わりの基地を造るとは言語道断。戦争という暴力で平和は望めません。一時しのぎでしかありません。

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http://ameblo.jp/capitarup0123/entry-11739148820.html

米軍基地の「辺野古沖移設」に何を期待しているのか。

(日々雑感)より


 日米安保により日本の基地に駐留している米軍が日本の防衛で戦ってことはないし、駐留米兵の一人として日本国防衛のために命を落としてはいない。それでも国内基地に駐留する米軍としては世界で最大規模を引き受けているのはなぜだろうか。

 日本が憲法で「戦争を放棄」しているからなのだろうか。それとも米国の世界戦略に理解を示して、米軍の手先として生きることに日本国民が決めたからなのだろうか。

 米軍が駐留している普天間基地が町の真ん中にあって危険だというのならさっさと撤退してもらえば済む話だ。具体的に普天間基地に駐留している米軍が撤退すれば、どれほど日本の防衛が脅かされるのか、誰か教えて頂きたい。

 普天間基地に駐留している部隊は海兵隊だという。海兵隊とは海岸より敵前上陸するのを任務とし、海軍や空軍と連携して任務を遂行する。だから海兵隊基地が米軍空軍や海軍基地と離れていては即時対応が困難になるという理屈で普天間に居座り続けている。それなら沖縄の米空軍も米海軍も一緒に撤退すれば済む話ではないだろうか。

 そうすると北朝鮮や中国が直ちに日本へ侵略してくるのではないかと危惧する軍事評論家や政治家がいる。しかし日米安保では防衛戦は自衛隊が受け持つことになっている。だから米軍には撤退してもらうが自衛隊を増強して部隊を沖縄に移駐させれば良い。

 ただし普天間基地は使用しないで地主に返還し、他の基地に展開すれば良い。いや、そもそも自衛隊に海兵隊はなく、普天間基地の駐留米軍を代替する自衛隊の部隊は存在しない。

 世界随一の米軍が国内に駐留していて、日本の安全は年ごとに高まっているのだろうか。むしろ逆で、北朝鮮は核開発をしても「大量破壊兵器を保有している」からとしてフセインのイラクのように金独裁政権を打倒しに米軍を主力とする多国籍軍が侵攻しただろうか。ミサイルを開発したとしてイスラム原理主義のイラクに対するように海上封鎖しただろうか。

 中国が東シナ海に進出してきたのは米軍が日本の基地から撤退したからではない。日本に駐留している米軍はむしろ招き猫のように日本に軍事的脅威を誘き寄せているかのようだ。中国の習近平主席が米国を訪れてオバマ氏と親しく会談した折に「中国と米国で太平洋を東西で二分しようではないか」と持ち掛けたのはそれなりの思惑と情勢判断があってのことだろう。

 中国は米国になろうとしている。民主党が自民党になろうとしてズッコケたように、中国の軍事制覇の思惑は中共・中国を政権の淵から崩壊の混乱へつき落とすだろうが、そうなるまで中南海の連中は気付かないだろう。実を結ばない軍事的な戦略は国内混乱を呼び起こす起爆剤になる。なぜ実を結ばないと結論付けるのか、理由は簡単だ。中共政府は未だに隣国に戦争を仕掛けて勝ったことが一度もないからだ。

 日本国内の基地を米軍が必要としているのは日本の防衛安全のためではない。米国の防衛のために必要だから「日本を守ってやる」とお為ごかしに大きな顔をして駐留しているに過ぎない。しかも米軍の世界戦略では沖縄などに展開している米軍を近い将来グアムの防衛線まで撤退させるとしているではないか。それなら普天間の部隊を即時にグアムへ撤退させて何か不都合でもあるのだろうか。少なくとも米軍側に不都合があるとは思えない。それなら日本政府に不都合があるとしか思えないのだが、それは一体何だろうか。






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