ロシアと日本 ビザ手続きが簡素化
30.10.2013, 13:26 |
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10月30日から、ロシアと日本の間ではビザ手続きが簡素化され、三年間のマルチプルビザの取得が可能になる。このための政府間合意は2012年1月に調印されていた。
ビザ簡素化はまず第一にビジネスに恩恵をもたらす。ロシア科学アカデミー日本研究センターのワレリー・キスタノフ氏はVORに対して、まさに経済分野はここ数年間、政治を振り向くことなく協力してきたと指摘し、次のように語っている。
－全体として関係は日が昇る勢いで発展しています。これは貿易経済分野においてです。現在、貿易高は300億ドル(3兆円）という記録的な数字を突破しています。日本からの投資は農業分野や機械分野に行われています。
ロシアのビジネスは幅広い分野で日本と協力することに大きな関心を示しています。ロシアと日本はお互いにとっての経済パートナー、ビジネスパートナーとしてますます必要になってきました。そして当然、直接の人と人との交流がなくては成り立ちません。それは他の関係における改善も促していくものとなるでしょう。
しかし政治分野における前進はまだそれほど大きなものではない。そのネックとなっているのは依然として「島問題」とそれに伴う平和条約問題だ。11月1日、ロシアのラヴロフ外相と日本の岸田外相が東京で会談することになっている。その翌日には、日ロの間では初めてとなる「ツー・プラス・ツー」、外相・国防相会談が行われる。これはロシアの国防大臣の日本訪問としては10年ぶりのものとなる。