先日、マイトレーヤ・ラエルが、「アメリカには行かないように。トランジット、乗り換えてもアメリカを経由しないように」、言われましたが、それを英国にも適用する必要があります。

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マスコミに載らない海外記事 さんのブログです:

2013年8月23日 (金)

ギャング国家アメリカ/イギリス

Paul Craig Roberts


7月23日に、私は、アメリカが、いかにしてソ連と役割を交替し、世界を脅かす独裁国家となっているかについて書いた。今その事実に対する更なる確証を我々は得ている。それは、アメリカ政府の傀儡イギリス国家による二つのとんでもない行為だ。


アメリカ国家シュタージ保障局による違法で、違憲のスパイ行為を報じているグレン・グリーンウォルドのブラジル人パートナー、デービッド・ミランダが、まず確実にアメリカ政府の命令で、傀儡イギリス政府によって、ロンドン空港の国際便乗り継ぎ区域で逮捕された。ミランダはイギリスに入国したわけでないのに、イギリス当局によって逮捕されたのだ。http://rt.com/op-edge/uk-gay-greenwald-freedom-police-679/


アメリカ政府のイギリス傀儡は、ひたすら彼を拉致し、9時間にわたり彼を脅し、彼のコンピューター、電話や、全ての電子機器を奪い取った。ある傲慢なアメリカ当局者がマスコミに語った通り、“狙いは、影響を与えることだった”。


エドワード・スノーデンが、モスクワ空港の国際便乗り継ぎ区域で数週間足止めされたことを皆様はと覚えておられよう。暴君オバマは、オバマの為、法に違反して、スノーデンを拉致するよう、ロシアのプーチン大統領を繰り返し脅しつけた。かつては誇り高く、法律を順守したイギリスとは違い、プーチンは、アメリカ政府の願いを法律と人権に優先させることを拒否した。


ほぼ同時に起こった、二つ目のとんでもない侵害は、イギリス当局が、ガーディアン紙に現われ、ガーディアン紙が、アメリカ/イギリスの酷い犯罪性に関するスノーデンによる暴露をこれ以上報道しないようにするという虚しい意図の下、違法に新聞社のコンピューター・ハード・ディスクを破壊したことだ。


アメリカとイギリスの政府やら、連中におべっかを使う連中の間では“ギャング国家ロシア”というのが大はやりだ。しかし、我々全員誰がギャングか知っている現代最悪の犯罪人は、アメリカとイギリスの政府だ。両者は、あらゆる品格、あらゆる栄誉、あらゆる慈悲心、あらゆる人間らしさを欠いている。両国政府トップの多くは、スターリン主義ロシアやナチス・ドイツにおいても、完璧な幹部を務められたに違いない。


これは途方もないことだ。そもそも自由を生み出したのはイギリス人だった。実際は、1215年のそれは、王の侵害からの貴族の自由で、平民の自由ではなかった。しかし、この原則が確立した後、それは社会全体に広がった。1680年迄に、この法律上の革命は完了した。王と政府は法の支配を受けるようになった。王と彼の政府は、もはや法ではなく、法を超越する存在でもなくなった。


13の植民地に入植していたイギリス人は、このイギリスの偉業を継承していた。ジョージ三世の政府が、植民地に対し、イギリス人の権利を拒否すると、英国植民地の住民は反乱を起こし、アメリカ合州国が生まれた。


こうした英国の植民地住民の末裔が、現在、自ら法を超越すると主張する圧制的政府によって、自分達に対する憲法上の保護が崩壊されてしまったアメリカで暮している。このむき出しの事実も、アメリカ政府やその傀儡諸政府が、軍事侵略という戦争犯罪を“自由と民主主義をもたらす”というエセ表現で覆い隠し続けるのを止められずにいるが、もしオバマとキャメロンの政権がニュルンベルク裁判の被告席に立たされていれば、両国政府丸ごと有罪判決を受けただろう。


問題はこうだ。“自由と民主主義”は、戦争犯罪によって実現されるというアメリカ/イギリスの神話を維持するに十分な洗脳された人々が両国にいるだろうか?


自分達は“不可欠”かつ“例外的”なので、自分達の意思を世界に押しつける権利があるのだと言われて喜ぶ洗脳されたアメリカ人はいくらでもいる。こうした愚かなアメリカ人に、自由の復活を切望するよう気付くのを期待するのは無理だ。しかし、自由を相続したわけではなく、自由の為に五世紀もの間戦ったイギリス人の方が、決意が固い可能性があることを示唆するものが幾つかある。


キース・ヴァズが委員長を務めるイギリス議会内務委員会は、オバマ言いなりの人物、イギリス首相の説明を要求している。またイギリスのテロ対策活動に関する公的監視役の勅選弁護士ディヴィッド・アンダーソンが、テロリストではなく、テロと全く無関係なミランダに、なぜテロ対策法を違法にも適用したかを説明する様、イギリス内務省と警察に要求している。


ブラジル外務大臣も騒動に加わり、イギリス政府に、イギリスが一体なぜ、自国の法律を破って、ブラジル国民を虐待したのかの説明を要求している。


もちろん、アメリカ政府が、イギリス傀儡に、アメリカ政府のお役に立つべく、法律を破るよう命じたことは誰もが知っている。一体イギリスが、主権国家として生きる方がましだ、と判断することなどあるのだろうかと疑問に思える。


ホワイト・ハウスは、ミランダ拉致への関与を否定しているが、傀儡の違法行為を非難することを拒否している。


イギリスによる報道の自由の破壊に対しては、ホワイト・ハウスもこれを支持している。それは、既にアメリカで起きつつある。


とりあえず、警察国家に慣れようではないか。http://www.wnd.com/2013/03/now-big-brother-targets-your-fedex-ups-packages/


Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West が購入可能。

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記事原文のurl:
www.paulcraigroberts.org/2013/08/21/gangster-state-usuk-paul-craig-roberts/


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