世界は147社によって支配されている。

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JUN-ICHI@楽園主義さんのブログより


すべてを所有するわずかな銀行



147の企業が、大部分は銀行だが、世界の富の40%をコントロールしている。


2011年の秋、少数の銀行が世界経済において決定的な利害関係をコントロールしていると、スイスの科学者たちによる研究が暴露した。

この銀行カルテルが経済をコントロールしているという見解は、今や、科学的に定量化された記録事項である。


『世界的企業コントロールのネットワーク(the Network of Global Corporate Control)』と呼ばれたこの研究は、ステファーニア・ヴィタリ(Stefania Vitali)、ジェームズB. グラットフェルダー(James B. Glattfelder)及びステファノ・バチストン(Stefano Battiston)によって、スイスのチューリッヒで行われた。その方法は、資産状態を含めて、世界中の3000万以上の経済主体(企業、投資家)のデータを有する、オルビス(オービス)・マーケティング・データベース(Orbis Marketing Database 2007)のデータ解析であった。

その研究は、主流科学分野で名高いニュー・サイエンティストで発表された。

The network of global corporate control
Stefania Vitali, James B. Glattfelder, Stefano Battiston
(Submitted on 28 Jul 2011 (v1), last revised 19 Sep 2011 (this version, v2)) http://arxiv.org/PS_cache/arxiv/pdf/1107/1107.5728v2.pdf
http://arxiv.org/abs/1107.5728v2

予想可能なことであったが、結果は興味深かった。

Massive centralization:大規模集中化

経済協力開発機構(OECD)の定義による多国籍企業がおよそ43,000社存在していることが明らかになっている。そのうちトップ1,318社が、すべての中枢にあるようだ。この中心的グループは、3つの重要な特徴を持っている。

1. それらの間で、世界の収入の20%を生み出した。

2. それらは、互いに所有しあっている。

オルビス・データベースは、これらの法人の大部分の株が、グループ1,318の他の構成員によって所有されていたことを、明白に示した。このことは、世界最大手で、最も収益力が高く、影響力のある法人すべてがお互いを所有しており、基本的に1つの巨大なカルテルあるいは独占でさえあることを意味している。 それらは、名目上競争しているだけである。 競争は罪である。

3. その中枢は、その他すべての最大手43,000社の多国籍企業を所有している。

これらの企業は、全世界の収入のうち別の60%を生み出す。 だから、主要カルテルの実業界のトップであるばかりでなく、それはより小さい同業者のすべてををコントロールするか、あるいは完全に所有している。それは、全世界を所有している1つの途方もない独占があることを確認するものである。

1,318社の中枢についてのこれら3つの問題の他に、さらなる2つの衝撃的な観察がある:

4. その全面的コントロールの80%は、もっと小さなグループ737社の手の中にある。

5. そして最後だが重要なことに:その頂点では、たった147社が、すべての富の40%を直接コントロールしている。


Conclusion:結論

このリストのトップ50は、文末に掲載した。

そのリストから理解できるように、それらはすべてが銀行または他の金融機関である。

だから、銀行システムがひとつであると言うことは、誇張ではない。 それがまさにひとつの巨大カルテルであると言っても、この問題を誇張していない。 そう、銀行が、すべての主力産業を含めて、すべてを所有している。石油(Oil)、兵器(Weapons)、製薬(Pharmaceuticals)、食糧(Food)、電信電話(Telecom)、そして情報技術(IT)他。それはすべて一つの巨大な独占である。上から下へとコントロールされている。

マネーパワーは現実であり、これらのスイスの紳士諸君は、数字を噛み砕いて我々のために便宜を図ってくれた。

疑問は残る。 どのように、米国政府の年金基金など包括年次財務報告書(CAFR)のようなものは、この図式に適合するのか? もしそれら全部がお互いを所有しあっているならば、どのように、会社はコントロールされているのか? (引用注: 重役が兼任しまくっていますからね)

包括年次財務報告書:Comprehensive Annual Financial Report (CAFR) 

しかし、ここ数年、我々は連日のごとく、ますます正当性が確認された陰謀理論を目の当たりにしてきた。人々はまだ驚いているが、しかしそれは単に彼らが人間性というものを理解していないからである。 人々はまさに何をするにつけ共謀する。 もし世界を支配する陰謀(共謀)がなかったとすれば、それは本当に驚きであるだろう。

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  『すべてを所有するわずかな銀行』
   [さてはてメモ帳]


    [英語版 元記事]