国連の理事国である国が勝手に決めた核拡散条約は自分達のためだけの取り決めですから、別の新しい国際連携の国連組織を作らなけらば、安定はないでしょう。
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 ラエリアンムーブメント・アジア大陸ガイド blogより転載
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2013/06/04(火曜) 22:11

ストックホルム国際平和研究所の核拡散に関する報告


ミールターヘル解説員



核兵器の削減に向けた努力、とくにNPT核兵器不拡散条約の存在にもかかわらず、核兵器保有国はこれまで同様、新型核兵器の開発を続けています。ストックホルム国際平和研究所の報告によれば、核兵器を保有している国として正式に知られている5カ国は、核兵器やその発射システムの製造と配備を行ったり、あるいはこうした措置をとろうとしています。




ストックホルム国際平和研究所の報告では、中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカは、自国の核兵器を無制限に維持しようとしていると強調されています。



さらに、「2013年の初めに、アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、中国、インド、パキスタン、さらにイスラエルは、およそ4400発核兵器を実戦配備していた」と発表しました。



また、「もしすべての核弾頭を数えるなら、彼らは全部でおよそ1万7265発の核兵器を保有している」とされています。



国連安保理常任理事国を含むNPTの署名国には、核兵器の削減に向けた歩みを進めることが義務付けられています。しかしながら、専門家によれば、「核兵器保有国は実際、自国の核兵器を廃絶する意志を持っている可能性は低い」ということです。



これに関して、ストックホルム研究所の専門家は、これらの国の新型核兵器の長期的な開発計画は、彼らが核兵器を大国の指標、国際的な評価につながるものとして見なしていることを示しているとしています。



核兵器保有国として知られる5カ国、つまりアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国は、国連安保理常任理事国でもあり、核兵器の改良、あるいは拡散を行っています。中でも、アメリカの新たな核政策に関する報告は、その核兵器と核施設の改良について物語っています。



アメリカとロシアによる第2次戦略兵器削減条約によれば、両国の戦略的核弾頭の数は、2018年までに2200発から1550発までに削減されることになっていますが、アメリカの行動が示しているのは、この国が新型核兵器を製造、維持し、それを自国の核兵器庫に備蓄しようとしている、ということです。



さらに、イギリスも、アメリカの親密な同盟国として、数年前から核兵器の改良を始めており、最近、これに関して新たな措置を講じています。報告によれば、イギリス政府は、核搭載艦船の改良を行い、また自国の核兵器を改良するために、莫大な資金を投じているということです。専門家によって少なくとも200億ポンドと見積もられているこの計画により、イギリスの核ミサイルや原子力潜水艦は、2020年代の終わりまでに、新世代のものと交換されるということです。



大国、とくにアメリカによる核拡散の一方でIAEA国際原子力機関もその平和性を認めているイランの核活動は、アメリカやイギリス、フランスの西側の大国の強い反対に直面しているのです。


http://japanese.irib.ir/news/ 本日のトピック/item/37694-ストックホルム国際平和研究所の核拡散に関する報告


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