誠実さの見本であり、日本の戦後史の正体を明らかにしてくれた孫崎 享 さんの存在はとっても大きいですね。
孫崎さんと似たような立場にあって、真実を知りながらそれを伝えようとしないで「無事」に人生を終わるのでは何のための人生?
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孫崎 享 さんの記事です:
Date: Sat, 01 Jun 2013 08:43:21 +0900
Subject: 盗聴
私は自分の家の電話は盗聴されていると思っている。誰かは知らない。
一人の人がさらに警告してくれた。
「貴方は盗聴されています。それだけではありません。貴方にかけてきた電話の相手先番号を割り出し、相手先も調べています」
単に盗聴しているだけでない。電話をかけてきた相手先も割り出しているというのであるから、本格的だ。
私はかつてソ連に勤務した。そして駐イラン大使もした。だから盗聴されるという事態にはさして驚かない。
むしろ、ソ連では「先方が実態を知れば、過剰な反応を示さないからいいか」という位に割り切っていた。
しかし、ここは自国である。
誰が盗聴しているか。
米国では、自国民の盗聴は基本的に許されない。それがテロとの戦いで緩やかになった。
日本ではどうだろう。盗聴は相当昔から、自国民に対して行ってきたようだ。
今の、どうしようもない日本の政治状況を維持するのが本当に国益なのか。
その改革をめざすのが国益なのか。
原発の再稼働、TPPへの参加、集団的自衛権で自衛隊の海外派兵を捜す動き、これらが本当に国益なのか。
誰が盗聴しているかはわからない。
日本の公的な機関だとすれば、腐敗しているとしかいいようがない。
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孫崎 享
駐イラン大使
外務省国際情報局長 1997年-1999年
駐ウズベキスタン大使(初代) 1993年-1996年