配信日時:2013年4月24日 6時40分

19日、台湾で未婚のまま過ごす30代女性が増えている。「彼氏をつくるよりも犬を飼う方がましだ」と考えている人もいるという。写真は台北。

2013年4月19日、台湾のテレビ局・東森電視台によると、ここ5年ほどで台湾の30代未婚女性の数は毎年2万人を超えるペースで増加しており、2013年に61万8000人、総人口の5.33%を占めるに至っている。「彼氏をつくるよりも犬を飼う方がましだ」と考えている人もいるという。中国新聞社が伝えた。

台湾22県のうち30~39歳の未婚女性の割合が最も多いのは基隆市で、35.59%にも達している。次いで、高雄市34.75%、台北市34.68%、新北市34.56%、花蓮県33.44%となっている。独身女性の数が最も多いのは新北市で、12万2616人。次いで高雄市8万3343人、台北市8万1555人。

女性たちが結婚しないのは「相手が見つからない」という理由ばかりではない。そもそも恋愛に積極的になれない人も少なくない。台北の出版社に勤めている30歳の女性は、男性の友人も少なくないがここ1年ほどは恋人をつくっていない。年齢とともに1人の生活が当たり前になり、「無理に結婚するくらいならもっと条件の良い、気の合った相手を待ち続ける方が良い」と話す。32歳の別の女性は「男性は幼稚な人ばかりだ」とし、現在つき合って半年になるという同じ年齢の男性とは結婚する気がまったくないという。

また、長年働いていると経済的に余裕もあり、ある女性は「年を重ねるにつれ、恋愛そのものが面倒だと思うようになった。男性とつき合うよりも犬を飼う方がいいとさえ思う」と話している。(翻訳・編集/岡田)