「マイルの貯め方がわからん」というリクエストがあったので、自分なりにどうやってマイルを貯めているか書き出してみました。
「マイル 貯め方」などで調べると、くそめんどくさい方法やめちゃくちゃクレカを発行しなきゃいけないとかそういうのばかりなので、普通に生活する中でどう貯まるのかを見ていきます。
私はANAのマイルを貯めているので、ANA基準の話になります。もちろんこれが最善の方法ではありません。もっと効率のいい貯め方はあると思いますので、こういうのもあるんだぐらいの参考程度にしていただければと思います。
情報は2017年4月現在のものです。
1.所持しているANAクレジットカード
- 年会費…2000円(税別)
- 自動マイル交換(1000円10マイル…5000円(税別)/年、1000円5マイル…無料)
- 東京メトロの利用で取得できる「メトロポイント」からANAマイルに移行できる唯一のカードというのがメリット。
- PASMO定期としても利用でき、オートチャージ機能あり。
東京メトロ圏内に住んでいることもあり、自然な流れて作ることになったこのカード。これがきっかけでANAマイルを貯めるようになりました。メインカードとして利用しています。
メトロポイントについては後述します。
(2)ANAアメリカンエキスプレスカード
- 年会費…7000円(税別)
- マイル交換…年間6000円(税別)。マイルに交換しないなら申し込み不要。
- 各空港のカードラウンジが利用可能。
- 航空券やANA関連ショップでの利用はこちら。航空券の購入ではTo Me Cardの1.5倍のクレカポイントが付く。
松山空港で勧誘されて作ったアメックスカード。年会費のもとを取るために羽田空港のラウンジは毎回のように使っています。年会費はちょっと高めですが、入会して最初の3か月で結構使うと、利用額に応じてマイルも結構貯まるためそれ狙いで申し込んでみてもいいかもしれません。
2.マイルはどのように加算されるか
ここではどういう行為でマイルが貯まるかを見ていきます。
(1)フライトマイル
もっとも単純な貯め方。飛行機に乗ることでマイルが貯まります。
(例)ANAカード(一般)で貯まるマイル(片道)
- 羽田~伊丹…231マイル
- 羽田~松山…360マイル
- 羽田~山口宇部…420マイル
- 羽田~那覇…811マイル
これは片道を旅割などで購入して搭乗した場合で、旅作などの包括運賃の場合は獲得できるマイルは減ります。羽田~松山であれば360→240マイルになります。プレミアム特割だと601マイル貯まります。
どの運賃で乗るかによって変動します。
(2)普段の買い物でのマイル加算
①ANA付帯のクレジットカードで決済
私は「To Me Card」を今はメインで使用しています。通常の買い物や、携帯、インターネット、公共料金、NHKなど多くはこのカードです。たまにしか使いませんがETCカードもですね。クレジットカードのポイントをそのままANAマイルへ移行できます。
ゴールドカード以上ならクレカポイント→マイルへの交換手数料は無料ですが、一般カードでは基本有料、無料でも交換できますが交換率が半分になってしまうため、マイルを貯めたいという人は有料コースを選んだほうがいいかなと思います。
一般的なANA付帯クレカで年間50万円決済するとしたら、有料5000マイル、無料2500マイル貯まります。この差を高いとみるか安いとみるかは、年間のカード決済額によると思います。ANAカードでの決済が多めの人は有料コースへ変えたほうがいいと思います。
②ANAカードマイルプラスを活用
支払いをANAカードにするだけでカードポイントに加えてボーナスマイルが付与されます。カードに紐付いた電子マネー(QUICPayなど)でも同様です。
対象店舗はこちらを参照。
これ知らない人結構いるんじゃないかなと思いますが、よく利用する店舗が対象なら利用しない手はないと思います。セブンやスタバの支払いでも貯まりますし、スーツを買うときにコナカとかでカード払いすれば一気に貯まります。車を乗る人はENEOSなんかで使えば貯まります。地味ですがチリも積もればそれなりに貯まっていくもんです。
手数料分はちょっと高くなりますが、ライブのチケットなんかをセブンの支払いにして店頭でANAのクレカ使えばそれだけでマイルがプラスで加算されます。手数料かからないチケットで私はセブン支払いにしています。
(使用先例)ANA航空券、スタバ、セブンイレブン(チケット代の支払いでも可)、イトーヨーカドー、マツキヨ、コナカ、高島屋、ENEOSなど
③EX-ICカードプラスを申し込む
東京~新大阪までの新幹線をネット予約できるようになる。ANAカードに年会費500円(税別)でプラスするだけで新幹線をお得に、そして利用すればカード決済額に応じてクレカポイントが貯まるのでマイルになります。
私はJR東海のエクスプレスカードを持っているのでこちらは使っていませんが・・・(エクスプレスカードは年会費1000円(税別)だけど、東京~博多まで使えるのがメリットなので)。
④各カード会社サイト経由でショッピング
基本的にどのカード会社でもあると思いますが、そのカード会社のサイトを経由すればポイントがお得に貯まるやつです。JCBなら「Oki Dokiランド」ですね。
(例)Amazon、楽天市場他
楽天トラベルでホテル予約でもプラスマイルが貯まったりします
⑤メトロポイントを経由させる
この方法は検索するといろいろと出てくる有名な方法です。
私がなぜ「To Me Card」を使用しているか、メトロ圏内ということもありますが、東京メトロを利用することなどで貯まる「メトロポイント」がANAマイルを貯めるうえで結構大事になってきます。
100メトロポイント→90マイルというなかなかのレートで交換可能です。
Q.メトロポイントはどう貯めるの?
1.東京メトロに乗る
ソラチカカードでは1乗車ごと(定期券範囲外)に平日5メトロポイント、土日祝15メトロポイント貯まります。つまり、土日のライブのための移動で4回乗車するだけでも15*4=60メトロポイント(=54マイル)貯まることになります。これ、よく考えたら凄いことです。
最安の165円区間を平日2回、土日4回乗るとします。
これを年間52週乗ったとしたら・・・
かかる金額
(165円*6回/週)*52週=51,480円
貯まるマイル
(5p*2回/週+15p*4回/週)*52週=3640メトロポイント(=3276マイル)
PASMOの利用にオートチャージ機能を使っていればもちろんそれもカードポイントが貯まるので、50000円オートチャージしたのなら単純に500マイル分のポイントが貯まります。つまりこれだけで年間約3700マイル貯まる計算になります。
定期券購入やメトロの駅ナカ売店や自販機の利用でもメトロポイントは付与されますので、メトロ圏内の人はこのカードがあるとないで貯まるマイルが変わってきます。
(3)Pexポイント経由
よくあるポイントサイトの話です。Pexポイントというものを貯めてマイルの交換します。ただ無理のないレベルでいいかなと思います。
交換レートは以下の通りです。
・3500Pexポイント→100ANAマイル
・10000Pexポイント→1000メトロポイント(メトロポイントへの交換は別途手数料として500Pexポイント必要)
Pexポイントからマイルの交換するのにも、前述のメトロポイントを経由すると交換レートもお得になります。
例えば同じ3500Pexポイントをメトロポイント経由にすると… 3000+500Pexポイント→300メトロポイント→270ANAマイル
と単純にPexポイントからANAマイルに交換するよりも2.7倍になります。
じゃあどうやってPexポイントを貯めるのか?
■Pexポイントの貯め方
貯め方はいくつかありますが、わたしがやってるメインはこちらです。
①SBIポイントから交換する
SBI証券の口座残高があれば毎月SBIポイントが貯まり、Pexポイントに交換可能。私は投資信託をSBI証券で保有しているため、継続的にポイントが貯まっています。
②アンケートに答えて貯める(マクロミル)
マクロミルというアンケートサイトで貯めたアンケートポイントからPexポイントに交換できます。
簡単なアンケートから回答数が100前後あるものまで。内容によってもらえるポイントも変動します。遠征の暇つぶしにもなります。
・交換レート…1マクロミルポイント→10Pexポイント
③他にもクレカの発行や保険の見積もりなどでもPexポイントは貯められます。無理ない範囲でちょこちょこ貯めればいいかなと思います。
(4)その他
①継続マイル
一般的なカードなら解約しない限り毎年1000マイル貯まっていきます。ゴールド・プラチナカードならさらに貯まります。
②銀行口座
スルガ銀行ANA支店なるものがあり、口座残高や振込引き落としなど取引があるだけで数マイル毎月貯まります。
③電子マネー
Edyと連携させることで200円利用ごとに1マイル貯まる(貯まらない場合もあるが、コンビニの利用などでは基本貯まる)。Edyへのチャージにクレカを使ってもクレカのポイントは貯まらないことが多いので、意味がないこともあります。
④ANA Phone
マイルが貯まるスマホ契約があるらしいですが、そんなにお得にならないかなという印象。
⑤航空会社のキャンペーン
「この期間にこの区間を登場するとボーナス500マイル」などというキャンペーンがたまに告知されています。自分の搭乗する区間にドンピシャなら応募しておくだけでボーナスマイルがもらえます。キャンペーンのページは定期的に確認することをお勧めします。
3.実際これらを組み合わせてどれぐらいマイルが貯まるのか
数値はあり得るレベルのもので仮のものですが、上記の組み合わせでシミュレーションするとこうなりました。
ソラチカカード決済…月8万円(8万*12か月=96万円)
→9,600マイル
ANA AMEXカード決済…年間20万円(全て航空券とする)
→3,000マイル
継続マイル
1000マイル*2枚=2,000マイル
フライトマイル(通常席で羽田⇔松山4往復、羽田⇔山口宇部3往復、羽田⇔伊丹2往復と仮定)
→(360*2*4)+(420*2*3)+(231*2*2)=6,324マイル
SBIポイント&マクロミルポイント
1500SBIポイント=12000Pexポイント
2000マクロミルポイント=20000Pexポイント
→32000Pexポイント(別途手数料500Pexポイント必要)=3200メトロポイント=2,880マイル
メトロポイント(東京メトロ乗車等)…年間2500メトロポイント
→2,250マイル
その他ANAカードマイルプラス
→4,000マイル
これらの合計すると、年間30,054マイルとなります。
羽田から松山や山口宇部であればローシーズン片道6000マイル、レギュラーシーズン片道7500マイルで行けますので、ローシーズンなら5回、レギュラーシーズンなら4回搭乗可能です。近距離区間のローシーズンやエアドゥの特典航空券であれば片道5000マイルですので、6回搭乗できますね。
やはりコツコツが大事ですが、普通に生活しているとこれぐらい貯まるという例は示せたのかなと思います。どういう手段を使うにしても、航空会社のクレカをメインカードにするのが一番最初にすることかと思います。
もちろん居住地やその他状況によって試せるものが変わってくると思います。これまで全くマイルを貯めようと思っていなくても、これを見て興味を持った方は、無理のない範囲でマイルを貯めてみてはいかがでしょうか。貯め始めると意外と楽しくなってくるかもしれませんよ!
最後までご覧いただきありがとうございました。