日本人のソウルフード、おにぎり
コンビニでも家庭でも、日常的に食べられるおにぎり。
具材は数あれど、私が特に好きなのは「梅干し」と「鮭」。
梅干しは酸味と塩気のバランスが絶妙で、白ごはんとの相性は無敵。鮭はしょっぱさと香ばしさが口いっぱいに広がる王道の美味しさ。どちらも私にとっては“おにぎり界の二大巨頭”だ。
海外の人に梅干しを差し出してみた
ある日、留学先でルームメイト(カナダ人)に「これ、日本の梅干しおにぎりだよ」と差し出してみた。
彼女はニコニコ笑顔で受け取り…かと思いきや、一口食べた瞬間、顔が固まった。そして真顔で放った言葉が、
「これは…私のためのものじゃない」
(This is not for me:( )
聞くところによると、彼女は”おにぎり”自体はケベックにあるおにぎり屋さんで、たくさん注文するほどに大好きなようだが、梅干しは無理。
ルームメイトには申し訳ないけど、ルームメイトの虚無の顔に笑いを堪えるのに必死だった。
トルコ人の友達も撃沈
別の日、トルコ人の友達が「え!これ食べてみたい!」と興味津々で梅干しおにぎりを手に取った。
期待に満ちた様子でひと口パクリ。
次の瞬間、眉が寄り、口角が下がり、明らかに「想定外」の味に驚いた表情。
それでも「うん…酸っぱいね…!」と無理やり笑顔を作っていたけれど、嬉しそうには見えなかった。
梅干しは日本人だけの愛?
その時ふと思った。もしかして、梅干しを“心から美味しい”と感じるのは日本人だけなのでは…?
もちろん、外国にも酸っぱい食べ物はあるけれど(ピクルスとか)、梅干しの酸っぱさと塩気、そして独特の香りは、ちょっと特殊なのかもしれない。
私はこれからも梅干し派
世界の人々の舌を悩ませても、私にとって梅干しは永遠におにぎりの王様。
鮭と梅干し、どちらも譲れないけれど、異文化交流の場で盛り上がるネタになるのは、やっぱり梅干しだ。
これからも海外の友人たちに「日本の味」として、堂々と勧め続けようと思う。