お待たせしました!?

夏の最大イベント、僕たちのおたりフェス!!クラッカー

今年は、二年に一度の青竹の年で、流しそうめん用の竹を新調しなければなりません。

例に因って、竹の切り出しから始めます!

しかし小谷村には、孟宗竹や真竹がないので、太い竹が入手できません。

そこで、村外から探して来なければならず、、、

仮に見付けても勝手に取って来る訳にもいかず、結構ストレスなんです。。。

 

今回は、車で移動中に何となく当りを付けていた地域を5箇所程、調査して

3箇所から許可をいただき、その中から太い竹があることや運び易さを考慮して

とある場所に決めました。

 

規模は、それ程大きくはありませんが、余り手入れをされてない鬱蒼とした竹林

 

太い竹を見付けても、ただ切る訳ではなく、

間引く形で密集している竹を切ることにしています。

くまなく捜し歩き、理想的なポイントと太さの竹を見付けることができましたが

過去最大級と思われる太さの竹をカットしたら、予想以上に長く、

密集した隣の竹に引っかかってしまいました滝汗

押しても引いてもダメなんです。まるで恋の迷宮路です。ん?

いつもは、その内何とかなるのですが、どうあがいても無理。

虫刺されのスプレーを忘れ、動きを止めると直ぐに藪蚊が総攻撃、かゆい!

考えても暑いし疲れてるしで、妙案が浮かびません。

流石に今回ばかりはダメかと思い、一瞬切り直そうかとも頭を過りましたが

こんな立派な竹を無駄にはできないので、仕方なく空中に引っかかった状態で

車中の斜め一杯に入る長さ、2.8m 2.7m 2.6m 2.6m・・・とカットしていきました。

ざっくり計算すると、長さ20m位(マンションなら5階建位)もありました。

そりゃあ引き出せない訳ですわゲッソリ

 

 

                                 何とか無事に納まり完了しました。

 

 

先ずは、一番大切な本体の大元を制作。

過去の経験を踏まえ、温めて来たアイデアを採り入れます。

目検討で、半分に線を描きます。

そこから、竹の縦模様の線を追っかけて、反対側の円にも線を引きます。

 

何故こんなことをするのでしょう・・・かね。

 

先端から線を入れた縦模様から追っかけて行き、

後方から三節目の先で両側の半円部分に線を引き

鋸で半円まで割りを入れておきます。

 

先端から鉈で割りを入れます。

初めてじゃないけど、タケ入刀です!

 

最後まで鉈で割るのは難しく、また刃が別の繊維方向に入ってしまい

ささくれができたりでキレイに割れません。

 

二節入れたら、硬くて丈夫なパイプや丸棒を入れて割いていきます。

真ん中辺まで来たら力付くで割けますが、

少々危ないのでお勧めはしません。

 

そうすると、後方部分は円のまま残ります。

 

節は意外と簡単に割れますが、根元の方は硬くて金づちだけでは取り切れません。

最終的には、カッターやヤスリ、ディスクグラインダー等で仕上げます。

 

この穴は、そうめん投入口です。

過去の経験で、湧き水の勢いが強く、そうめんがこぼれてしまっていたので、

何か良い方法はないかと考えたのが、竹を丸のまま利用した投入口です。

直径70mm弱もありますので、これを丸くカットするのに便利なのが、自在錐です。

但し深さ24mm程度の深さしかカットできませんので、丸く下がっている両端部分は

切り取ることができず残ってしまいます。

あとは、カッターや薄く小さい鋸で地道にカットしていきます。

この投入口は、ただ丸く穴を開けただけにあらず。実は・・・

 

 

 

 

更に、そうめんを投入しやすい様に竹のガイド筒を造り、

本体の投入口に差し込みます。

竹は、真円ではないので竹の形に合わせて、

更に本体の穴をカッターや

ヤスリ、リューターで

キツメに整形していきます。

 

 

覗いてみたら、何と自然に空いていた穴

 

 

本当は、東京で仕上げたかったのですが、

自宅裏にてディスクグラインダーで仕上げていたら

周り中が粉だらけになってしまいましたので、2本で諦めましたチーン

イベント当日、早めに小谷へ乗り込んで、

ヒルマンチームの皆様にお手伝いいただきました。

多謝音譜


すみません。思いの丈を綴ったら長くなってしまいました🤣

 

まさゆきさんやお父さんにもお手伝いいただき・・・

 

いつものポイント

村の水源(実際には別の出口)にもなる、湧き水の源泉です。

残念ながら、この場所へ行くには許可が必要になりました。

 

 

テスト流し成功!

 

 

(設営のため、草や茎を入れて水が流れにくくしてます)

 

じゃ~~~ん!!

そうめん投入ガイドを差し込むとこの様になりますビックリマーク

また他にも、湧き水の入水専用口も設けました!

別口にすることで、流しやすく効率良くなりましたイヒ

流し手にも大好評アップ

 

        お母さんの無農薬栽培の野菜も冷やしておきます!

 

         側の川では、流しそうめんの相棒?

         スイカ、シャンパン、ワインもスタンバイ!

 

 

         伊藤家の大将~ドキドキ

 

          もちろん、そうめんも現地で茹で上げ!

          茹で上がった素麺は、無尽蔵にある冷たい天然水で一気に〆ます

 

そして、ヒルマンさんのお嬢様が、始球式ならぬ流麺式クラッカー

 

今年初参加の大物様ニコニコ

 

 

 

 

                   流麺式の大役ご苦労サマーでした~

 

 

南小谷駅前にある石川売店さんで購入した生そば

(生憎、小谷産ではありませんが、信州産)

沸騰したら粉をよく落とし解きながら投入します。

強火で、そのまま沸騰してきたら、箸で優しく掻き混ぜます。

次に、中火より弱めにし蓋をして蒸らす様に茹でます。

この時、鍋の中では、噴きこぼれないように

また麺が対流するように火を調整します。

茹で時間が長すぎても短すぎても、火が強過ぎでも弱過ぎでもダメなんです。

ちなみに、ビックリ水で麺がビックリして〆ることはありません。

竃時代に火力調整が出来ないことから考えられたアイデアです。

吹きこぼれそうになった時は、

火力を少し落としただけで、

直ぐに収まります。

少量でしたら然程影響ありませんが

余りにも沢山の差水をした場合は、

タイミングにも因りますが

茹でムラが出来てしまいます。


一口に素麺と言っても、微妙に太さや製法が違いますので、

その袋に書いてあるゆで時間前から、少しずつ麺の硬さをチェックしてください。

澱粉質が多い麺ほど、弾力感が出てきます。

(コシの強さはグルテン由来になりますが)

澱粉の粉質が、適切な水分と熱が加わり、

弾力や艶が出て変化していくことをα化と言います。

最適なα化したときが、麺の最良な状態です。

乾麺の素麺などは、顕著に表れますので、

火加減はイイ加減で茹でることをお勧めします。

さて、説明が長くなりまして・・

 

流しそば

 

 

 

                                                                 手タレby Koki.

 

 

そうこうしている間に雨がやって来て撤収しましたが

初日の流しそうめんは、楽しく美味しく最後まで出来ました。