近々、我思ふ。
僕の格好がいつも同じくボロなのか…
どんなにか僕は好きなのだらう。
どんなにか愛してゐるのだらう。
僕はボロが大好きだ。
僕だけでよい。
ほかの人はきれいな服を着てほしい。
美しい服だつて見たいもの。
だけれど僕はボロが大好きだ。
とても楽チンなのだ。
窮屈ではないし、
明日もこれでよい。
ずっとずっとこれでよい。
着れなくなつたら其のときに、
着れるのだつたらいつまでも。
ボロが大好きな僕なのだ。