yohsの落書き帳 -2ページ目

日露首脳会談が日本にもたらしたとてつもない成果

驚いた。まさか、こんな素晴らしい空前絶後の成果が日本にもたらされるとは思わなかった。

 

これは別に、皮肉で言ってるわけではない。日露首脳会談を、北方領土問題だけで見ている多くの日本のマスコミは、このとてつもない成果をいまのところ完全に無視しているが、いまに、今回の合意の真の意味を理解して、その成果に驚愕する日がくるのではないだろうか。

 

論より証拠、さっそく、今回の合意に反発して、あの国がコメントを出している。
 

ロシアとの結束強調=安倍外交に批判も-中国
 【北京時事】中国外務省の耿爽・副報道局長は16日の記者会見で、安倍晋三首相がロシアとの首脳会談で中..........≪続きを読む≫


まさに効果てきめん、今回の合意がいかに中国にとって強烈な一撃になったかがよくわかるものだ。

 

もしかすると、今回の合意でなぜ中国がこんなに焦るのか、理解できない人もいるかもしれない。実際、プーチン氏は会談直前のインタビューで、中国がロシアにとって最大のパートナーだ、日本よりも中国が重要だ、と言ってたではないか、と思う人もいるだろう。しかし…、このプーチン氏の中国重視発言には、前半部分があることを忘れてはいないだろうか? 

 

プーチン氏は、こう言った。

 

「中国は、ロシアにとって一番の貿易相手国だ。だから、中国は重要なパートナーだ」
「日本はロシアに経済制裁をしていて、中国よりも交易が少ない。だから、日本よりも中国のほうが、ロシアにとって重要だ」

 

今回の日露首脳会談で、莫大な経済協力を日本がロシアに対して約束したことの真の意味がここにある。

 

この経済協力は、多くのマスコミが言うような「将来2島を返還してもらうための見返りの先払いであり、食い逃げされないか心配すべきようなもの」では決してない。いや、むしろロシア側は、2島については、日ソ共同宣言の昔から一貫して、日露(当時は日ソだが)友好の証として一方的にプレゼントすると言い続けている。ロシアにとっては、自国のなした行為の法的正当性さえ認めてもらえば、最終的に領土がどっちに帰属しようがどうでもいい。現にロシアは、アメリカにアラスカを売却したこともあるし、ウクライナとの友好のためにクリミア半島をプレゼントしたこともある。明治2年の千島樺太交換条約だって、もともとは日露雑居だった樺太の開拓が明治新政府にとって負担となったため、一方的に樺太からの撤退を決めたことに端を発する。ロシアがふつうの国だったなら、棚ボタで樺太の完全支配を得た、で終わってただろうが、それによる日本の対露感情悪化を懸念したロシアは、代わりに、全千島列島を、タダで日本にプレゼントしたのだった。ロシアとはそういう国である。

 

そのロシアが、たった2島の対価として、こんな莫大な経済協力を日本と約束するわけがないのであって、この日本の経済協力は、まったく別のものの対価なのである。

 

なんの対価なのか?

 

じつは安倍首相もプーチン氏も、その対価が「両国の安全保障分野での協力関係」であると明言しており、だからこそ中国が反発したわけだ。要するに、中国が尖閣諸島で日本にちょっかいを出せば、ロシアが背後から北京に核ミサイルをぶち込むぞ、と言ってるわけで、その対価が、莫大なロシアへの経済協力だ、というわけである。

 

勘違いしてはいけない。ロシアは、歴史的にみて決して中国と仲のいい国ではない。それは別に中ソ国境紛争に由来するわけではなく、もっと大昔、ロシアの毛皮商人たちがコサック兵とともにシベリアを開拓して中国と最初に国境紛争を経験したときに由来する。そのとき結ばれたネルチンスク条約によって、以後ロシアは中国の指定する場所で、理藩院という中国の役所のルールに従って中国と交易するよう決められた。要するに、ロシアは中国の朝貢国になり果てたわけだ。これがロシアにとって、どれだけ屈辱的なことか分かるだろうか。

 

今回プーチン氏は、記者会見でバカな質問をする記者に対して歴史講義を一席ぶちまけた場面があったが、そこでも言われていたように、もともと択捉島は、江戸幕府の支配が及ぶ前にロシアの毛皮商人が地元アイヌと交易していて、租税をとるなどの実効支配をしていた土地である。日本と国境を画定するにあたって、ロシア側が日本との友好の証として択捉島を日本にプレゼントして、それによって、択捉島と得撫島の間に国境が画定したという経緯があるが、その背景には、屈辱の対中国関係を打開するために日本との友好がぜひとも必要だったわけだ。ひるがえって、今回の日露首脳会談で得た成果を考えれば、歴史は繰り返す、とはまさにこのことである。

 

このとてつもない成果をあげた今回の日露首脳会談を、しかし、多くのメディアが酷評してるのは、残念としか言いようがない。ためしにアメーバニュースを見てみると、

 

ロシア、領土で譲らず=「信頼醸成」で経済協力優先-日ロ首脳会談
 北方領土問題を含む平和条約締結交渉が焦点となった15日の日ロ首脳会談で、ロシアのプーチン大統領は北..........≪続きを読む≫

 

北方四島で共同経済活動
ロシアのプーチン大統領(左)と共同記者会見する安倍晋三首相。平和条約締結に向け、日ロ双方の法的立場を..........≪続きを読む≫

 

こんな、ロシアとの関係を領土問題でしか見ない近視眼的なやつらが牛耳る日本のメディアって何なんだろうと思う。将来、日本が中国にちょっかいを出されて、ロシアに助けてもらう日が来たら、その日には、かつて日露合意を酷評したことについて、土下座してロシアに謝ってもらいたいものである。
 

マスコミがなんでも正しいとは限らないと実感したこと

有明アリーナ、民間資本活用か=整備費縮減目指し-東京五輪
 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は30日、バレーボール会場として新設..........≪続きを読む≫

 

なんか、小池都知事がボート競技の会場を海の森から長沼に「移転しようとしていた」のに「それができなかった」から、バレーボールの会場こそは有明アリーナから横浜アリーナに「移転しようとして」クリスマスまで時間稼ぎして移転を画策している、みたいなニュース解説を聞いて、仰天しました。

 

そもそも小池都知事は、都議会の「ブラックボックス」を取っ払うために知事になったのであり、海の森の建設費用が不自然に増えていった背景に、その「ブラックボックス」とつながる利権の存在を確信したからこそ、それを排除するために費用の高さの根拠を追及していたはずです。長沼も本来は案ではなく、海の森の費用の高さの不自然さを示すための比較材料にすぎなかったわけで、「長沼はこれだけの費用でできるのになんで海の森はこんなに費用がかかるのか、裏に利権があるからではないのか、だとすればそんな裏利権は排除して、もっと安く海の森を作るべきだ」と言っていたはずでした。

 

小池氏は長沼移転など一言も言っておらず、だからこそ、マスコミは「情報公開をいいながら小池氏は秘密裏に長沼移転を決めたのではないか」などと、憶測で小池氏を非難していたわけです。その「秘密裏に長沼移転を決めた」という出所不明の情報は、おそらくは小池氏を貶めようとする五輪組織委員会あたりが広めたデマであり、その証拠に、なぜかそのデマがIOCにまで即座に伝わって、ロラン会長があわてて小池氏と会談することになったわけです。「複数候補地を検討するように」というロラン会長の要請は、デマを信じたからこそ、「長沼だけでなく海の森も候補にしろ」と言うつもりでの要請だったわけですが、実際に小池氏に会ってみると、じつは小池氏はハナから海の森にするつもりで、ただ費用削減のために比較材料として長沼を挙げていただけにすぎなかったと知ることになります。この瞬間、IOCは小池氏の味方となり、最終的に、長沼案を下回る試算費用という、小池氏の完全勝利に終わったわけです。

 

有明アリーナの件も同様とみるべきでしょう。

 

実際、小池氏は、クリスマスまで期限を延ばす理由として、有明アリーナの費用試算がいまだ高すぎるため、さらに下げられないか検討するために延ばす、と明言しています。小池氏の頭には、有明アリーナにすることはとっくに決定事項であり、試算を下げるために、横浜アリーナでの開催を仮定して、こんなに安くやろうと思えばできるのにあえて有明でやるからにはもっと安くしろ、と迫っているわけです。その背景には、都議会の「ブラックボックス」が持つ裏利権が存立できなくなることを狙って、試算を下げることにこだわっているのであり、決して、横浜アリーナでの開催を画策しているわけではありません。

 

マスコミは影響力があるだけに、怪しげな情報をもとに憶測できめつけることがないように、慎重に報道してほしいものです。

古坂大魔王さんについて

ピコ太郎が某カナダ人のせいで世界的ヒットしたことで、仕掛け人の古坂大魔王さんが急に世に知られるようになったようで、ネット掲示板やツイッターなどで話題になることも増えましたね。でも、埼玉県民の僕にとって意外だったのは、「ボキャブラ以来ずっとなりを潜めていた」みたいな論調の多いこと多いことw ラジコプレミアムで全国のラジオを聴けるようになって、ナックファイブが全国区のリスナーを獲得する中、その平日夜のゴールデンを張る3時間の生放送番組の水曜日レギュラーを務める古坂大魔王さんが、どうして「なりを潜めていた」ことになるのか。せめて言うなら、「地方に活躍の軸足を置いていた」ぐらいの言い方でしょうに…。実際、今回の「PPAP」も、ヒットのきっかけはナックファイブ関連の関係者ミュージシャンたちを通じて、そのファンたちの間にヒットしたいくつかの小ネタのうちの1つが、その1か月後に某カナダ人の目に留まったわけで、そのあたりのことは、ちゃんと把握しておいてほしいと、埼玉県民として思うわけです。

 

ピコ太郎「PPAP」今年の流行語大賞の大本命か
漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの"こじらせ系"クリエ..........≪続きを読む≫

 

このエッセイストの能町さんはちゃんと経緯を把握していて、その場の皆さんに説明してくれていますね。

 

てことで、今回、古坂大魔王さんの作品に興味をもった方、こんな片手間な作品ではなく、もっと本格的に作った作品を、この機会に聞いてみてはいかがでしょう? 何曲か、すごく聴きごたえのあるいい曲がありますよ♪

 

 

今年も残り3カ月となって思うこと

今月は環境がいろいろ激変して、気づいたらもう月末でした。3月の健康診断から半年たって、ふたたび病院に行ってみたら順調に改善していて次は1年後に来いとか言われたりとかして、徐々に健康的になってるなと実感します。

 

ところで、明日から10月ということで、いまテレビでは改編時期ですね。でも、10月って、心機一転するにはなんか中途半端な気がしませんか?

 

テレビの世界ではワンクールといって、3カ月単位でスケジュールが組まれています。1月は確かに新年だし、4月は新学期。ここまではいいのですが、7月は心機一転するには3週間ほど早すぎるし、10月は、「2学期の途中」みたいな感じで、中途半端です。むしろ、9月こそが心機一転の時期じゃないかと思うんですけどねぇ…

 

よく考えると、3カ月単位ではなく、4カ月単位にしたほうが、キリがいいような気がします。5月というのはゴールデンウィークからスタートする月。4月29日から5月5日までの期間というのは、年末年始の連休である12月29日から1月3日ぐらいまでの期間とほぼシンクロしていて、ここで心機一転するのにうってつけです。

 

てことで、9月ももうすぐ終わる今頃になって言うのもなんですが、9月に環境激変で忙しかった僕としては、9月からの4か月間を単位に考えて、いろいろ頑張っていこうと思いますw

 

もう8月が終わるとか、なんか、時間がたつの早すぎw

今年はリオ五輪のせいで夏の甲子園がまったく注目されないまま終わるし、へんなルートの台風が来るしで、いろんなことがあって、なんか調子狂ってしまいましたw いつもの年なら広島原爆から終戦に至る記念日なんかはモロに五輪と重なったし、毎回楽しみなananのセックス特集も今年はあやうく買い忘れるところでしたw

 

9月からは落ち着いた毎日になればいいな