12日公式練習のニュース②
羽生が笑った!公式練習でトリプルアクセル 右足首問題なし
右足首の負傷から復活を期すフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が12日、江陵アイスアリーナのサブリンクで公式練習に初参加した。11日に拠点のカナダ・トロントから韓国入りし、さっそく現地で練習開始。男子66年ぶりの連覇が懸かる王者は16日のショートプログラム、17日のフリーに向け最後の仕上げに入った。
報道陣の前で滑るのは、右足首を負傷した昨年11月9日のNHK杯公式練習以来、95日ぶりだった。TVカメラ15台、スチルカメラ50台、報道陣約100人が待ち構える中、JAPANの白いジャージーを着た羽生は練習リンクに入ると、まずはゆっくり滑り出した。
「この地でしっかり調整して、試合に向けてやっていけたらいい」。そう話していた羽生はリンクを回ってウオーミングアップ。続いて右側に体重をかけて円を描くように滑り、右足首の感触を確かめた。
7分後にジャージーを脱ぐと、ジャンプを開始した。まずは1回転トーループ。続いて2回転トーループ。その後は1回転でサルコー、フリップ、ルッツ、ループを跳んだ。着氷する右足に気を配りながら、慎重に1回転ジャンプを繰り返した。そして10本目。それまでとは異なるスピードの助走から、得意のトリプルアクセル(3回転半)を跳んだ。きれいに着氷すると、納得したように練習を切り上げた。
40分間の公式練習はわずか15分で終了。「お疲れさまでした。ありがとうございました。また明日お願いします」と言って会場を去った。当初の診断では「3、4週間で元に戻る」と言われた右足首は腱と骨にも炎症が見つかり回復が遅れた。2カ月間は氷に乗らず、治療とリハビリに専念してきた。氷上練習を開始して約1カ月。回復のための時間を最大限確保するため、団体戦も回避し、調整に努めてきた。ブライアン・オーサー・コーチは6日に「ジャンプは戻った。ルッツ以外は問題ない」とルッツを除く3種類の4回転ジャンプは既に練習で跳んでいることを明かしていた。
初日は慎重な練習に終始し、4回転ジャンプを跳ばなかった。一緒に練習した親友の田中刑事は「大丈夫?と聞いたら、大丈夫だと言っていた。思っていた以上に元気だったので安心した」と語った。まだ100%の力で練習するタイミングではない。最後のトリプルアクセルは、本気を出せば高難度のジャンプを跳べることをはっきり示していた。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/13/kiji/20180212s00079000557000c.html
羽生結弦、練習リンクで初滑りはトリプルアクセル&ガッツポーズ締め
スポーツ報知 2/13(火) 4:04配信
フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=が12日、練習リンクで初滑りをした。15分で切り上げた練習の最後に突如3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を跳び、復調をアピール。95日ぶりの公の場での滑りは、アクセルとガッツポーズで締める15分の「羽生劇場」だった。男子ショートプログラム(SP)は16日に行われる。
リンクを降りた羽生は、両手でガッツポーズを作った。何度も1回転のジャンプを繰り返し、軽めの調整で終えると思われた開始10分過ぎ。それまでとは明らかに違うスピードで加速すると、高く強く宙へ舞った。突如披露した得意のトリプルアクセルを故障前と変わらぬ美しさで成功させると、大きくうなずいた。着氷で負担がかかる右足を気にするそぶりはない。すぐにクールダウンに入り、40分の練習枠を早々に切り上げた。
15分の「羽生劇場」だった。午後6時15分に会場入りし、同7時5分にサブリンクに足を踏み入れた。テレビカメラ15台、スチールカメラ50台、報道陣100人が見守る中、昨年11月9日のグランプリ(GP)シリーズ・NHK杯前日練習以来95日ぶりの公式練習をスタート。氷の感触を確かめるように、優雅な滑りを見せた。開始7分にJAPANのジャージーを脱ぐと、まずは1回転トウループ。次は2回転。1回転のサルコー、フリップ、ルッツ、ループを計6本。ハーフアクセルからトリプルアクセルと、全種類10本のジャンプで締めた。
曲かけの順番が回ってくる直前に、中央でお辞儀。「お疲れさまです。ありがとうございます。明日お願いします」と、笑みを浮かべて足早にミックスゾーンを駆けていった。国際オリンピック委員会(IOC)がロゴや商標に厳しく、前回のソチ五輪同様「くまのプーさん」のティッシュケースは封印。新相棒は白いショートケーキだった。
13日はメインリンクでの練習後に会見を行う予定。一緒に練習した同学年の田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=の「大丈夫?」という問いかけに「大丈夫」と応じるなど、順調に回復している様子だ。11日に拠点のカナダ・トロントから韓国入りしたばかり。「どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあるし、どの選手よりもピークまで持って行ける伸びしろがある。自分にうそをつかないのであれば、やはり連覇したい」と話した絶対王者は、16日の男子SPへ徐々にペースを上げていく。(高木 恵)
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20180213-OHT1T50013.html
【写真特集】羽生結弦、公式練習初参加!笑顔も見せた
スポニチ 2018年2月12日 20:41
11日に韓国入りしたフィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が12日、江陵アイスアリーナのサブリンクで公式練習に初参加した。痛めていた右足首の感触を確かめるようにゆっくりとスケーティング。簡単なジャンプを繰り返し跳んでからトリプルアクセルに挑んだ。練習中にはブライアン・オーサー・コーチと笑顔で話す場面もあった。 【フィギュア日程】
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/12/kiji/20180212s00079000402000c.html
【佐野稔の舞評論】羽生はけがは完璧に治っているとみていい
サンスポ 2018.2.13 05:00
平昌五輪第4日(12日、江陵アイスアリーナ)羽生は長旅の疲れもあり、氷の感触を確かめた程度だった。サブリンクでの練習だったため軽く滑り、あすからギアを上げていこうという作戦だろう。
羽生にとって、トリプルアクセルは難しくも何ともないジャンプ。報道陣への“おまけ”ぐらいのものだっただろう。トップスピードでジャンプに入ったわけでもなく、ウオームアップ程度だ。
15分ほどの練習だったが、けがは完璧に治っているとみていいと思う。不安は全く見受けられなかった。男子SPまでは3日。少しずつ足慣らしをして、本番にしっかり合わせてほしい。
団体の日本は前回ソチ五輪と同じ5位。羽生が不在で初出場組が多いなかで、メダルには届かなかったが、よくやったと言える。
坂本には硬さが見受けられた。日本代表として戦った経験が少なく、チームで戦うことに不慣れな面がもろに出ていた。一方、後半で単独ジャンプを連続ジャンプにするなどミスをリカバリーしていた。予定通りの演技ができずに駄目だったと思うよりは、世界トップクラスの女子選手の中で何とかやれたと前向きになっていい。
男子の田中もガチガチだった。それでも、ほぼノーミスだった全日本で出した175・81点は、この日の男子フリーでトップのチャン(カナダ)を上回る。しっかり自分の演技をすれば戦える。落ち込んでいる暇はない。 (1976年インスブルック五輪代表)
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180213/pye18021305000040-n1.html
羽生結弦、“勇躍の3A”に海外記者も大興奮「ハニュウは準備万端だ」
THE ANSWER 2/13(火) 7:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180213-00017608-theanswer-spo