テレビをほとんど見ない私ですが

朝ドラは毎回楽しみにしてます。

「寅に翼」も本当に心に響く番組。

原爆裁判の話も盛り込まれています。


被爆された方々が国を相手に訴訟。

裁判の結審の時の判決理由が読み上げられましたが、それを聞いていて特に心が締め付けられる部分がありました。


「人類始まって以来の大規模かつ、強力な破壊力を持つ原子爆弾の投下によって被害を受けた国民に対して、心から同情の念を抱かないものはないであろう。国家は自らの権限と自らの責任において開始した戦争により国民の多くの人々を死にに導き、障害を負わせ不安な生活に追い込んだのである。被告がこれに鑑み、十分な救済策を取るべき事は他言を要しないであろう。しかしながら、それはもはや裁判所の職責ではなく、立法府である国会及び行政府である内閣において果たさなければならない職責である。終戦後、十数年を経て、高度の経済成長を遂げたわが国において、これが不可能であるとは到底考えられない。我々は本訴訟を見るにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。」


アスベスト被害者についても重なる部分を感じます。


被害者とその家族はその症状に苦しむだけでなく、手続きの煩雑さや、時間が半端なくかかることなど、不安とストレスが山積する中での闘病になります。


旦那は亡くなってしまった。

中皮腫になってからの苦しかったことはその瞬間瞬間のことを思い出すたびに涙が出る。被害者だったんだと思うと本当に気の毒で苦しい。

人は必ず死ぬけれど、

被害者として亡くなるのは無念だ。



今日は土曜日。

朝ドラの今週の総集編をみてシンミリしてる私です😭