人に気を遣える。
相手の気持ちを考えられる。
場の空気を読める。
それは、とても素敵な能力です。
でも、 長年身体を見ていると感じることがあります。
周りを見る力が強い人ほど、 自分の身体を見る時間が少なくなることがある。
相手は大丈夫かな。
嫌な思いをしていないかな。
迷惑になっていないかな。
意識がずっと外側へ向いている状態です。
その時、 身体の中では小さな変化が起きています。
呼吸が浅くなる。
肩に力が入る。
表情を作る。
身体が休むタイミングを失う。
本人にとっては、 それが普通になっていることもあります。
「別に無理していません。」
「これが普通です。」
そう言われる方もいます。
でも身体を見ると、 ずっと頑張ってきた跡が残っていることがあります。
優しさは大切です。
人を思いやれることも素晴らしい。
ただ、 自分を感じる時間も同じくらい大切です。
今、呼吸できているか。
身体に力が入り続けていないか。
本当に休めているか。
身体に意識を戻す時間は、 自分勝手になる時間ではありません。
自分自身とのつながりを、 取り戻す時間です。
周りを大切にできる人ほど、 自分の身体にも同じ優しさを向けてあげてほしい。
身体はいつも、 静かに今の状態を教えてくれています。