幼いころから

 

「お前は神経質だ」

 

と言われていました。

 

 

わたしも

 

「自分は神経質なんだな」

 

と思っていました。

 

 

 

 

物事にくよくよ悩んで親に愚痴ると

 

「そんなふうに考えるな」

 

「悪い方ばかりに考えるな」

 

「楽に考えろ」

 

自分の感じ方が悪いと言われました。

 

 

なので自分の性格は

 

「ネガティブなんだな」

 

と信じていました。

 

 

でもあまりにも一緒に悩みを考えてくれない親に

 

「考えるなっていっても自動的に考えるんだよ。

 

そんなにいうなら、楽になる考え方を教えてくれよ!」

 

と怒りもわいてきました。

 

 

 

 

「お前は人の話を聞かない」

 

何かを実行するたびに言われました。

 

 

 

「料理を作っても食べさせてくれない」

 

料理に興味を持って、作り始めたころ言われました。

 

 

 

それは

 

これがやりたいと言っても

 

「お前はどうせダメだから」

 

と最初から否定するので相談できなかったし

 

料理は失敗ばかりだったのでそれを食べさせるわけにはいかず

 

自分で処理するしかなかったからです。

 

でもこの気持ちを親には言えませんでした。

 

なんとなく

 

「言っても無駄だろうな」

 

の諦めがありました。

 

 

 

一人暮らしを始めて一年が過ぎたころ

 

「お前にはできないかと思った」

 

と言われました。

 

やっと認められたといううれしさもありながら

 

見くびられていたんだなと感じました。

 

わたしはもういい大人だったんですが。

 

 

 

 

本当は親は悪意を持って言ったわけではないのでしょうし

 

ただの口癖かもしれません。

 

しかし長年決めつけられて聞かされていた言葉は

 

しっかりとわたしのココロに蓄積されました。

 

 

 

「神経質で内向的でネガティブで愛されないダメな奴」

 

それがわたしであるべきだと思い続けていました。

 

 

「明るくて楽しくてポジティブで愛される人」

 

になりたくて、でもなれなくて苦しかったです。

 

 

 

以前は

 

「親孝行しなければならない」

 

できなかったら非情な人間だ、と考えていましたが

 

今は

 

「もういいや」

 

と思えるようになりました。

 

 

 

 

 

 

またどこかで親の呪縛について吐き出していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。