大浦八雲神社の神輿【平成24年撮影 *前原 藤徳前】
木遣り・甚句とは主に神輿を担ぐ時や担ぐ前に歌うものです。
担ぎ屋台が担ぎ出されるときに木遣りから始まります。
大浦担ぎ屋台出発前【平成24年撮影 *本多屋酒店前】
八雲神社などの坂を登るときに木遣りは唄われます。【平成24年撮影 *八雲神社鳥居前】
1、お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の はえるまで
2、鮎は瀬につく 鳥は木に止まる 人は情けの 淵に住む
3、梅も嫌いだ 桜もいやだ 桃と桃との あいが良い
4、男伊達なら 鴨川沖の 潮の早瀬を 止めてみろ
5、奥山でひとり米つく あの水車 誰を待つやら くるくると
6、鴨川港は 遠浅なれど なぜかよ女は 色深い
7、千両役者と 雷様は なりもよいけど 降りもよい
8、咲いた桜に なぜ駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る
9、船のみよせに 鶯止めて 明日も大漁と 鳴かせたい
10、船は新造船 沖合恵比寿 中の若衆は 福の神
11、富士の白雪 朝日で溶ける 娘島田は 寝てとける
12、私は鴨川 荒浜育ち 波も荒いが 気も荒い
13、男度胸なら 五尺の身体 ドンと乗り出せ 波の上
14、大漁祈願に 弁天様ぇ 詣(まい)りゃ恵比寿の 笑い顔
15、海は荒れても 大漁の夢を 捨てぬ男の 心意気
16、船は出て行く 東へ西へ 今日も大漁の 日がのぼる
17、大波小波 荒波しぶき 船は向かうぞ 大漁場へ
18、鴨川そだちの 船方さんは 荒い波風 いとやせぬ
19、なんとおけどが おそろじゃないか 冲にカマスの 色がある
20、後ろみね岡 まえ鴨川よ 沖にゃ弁天 あしか島
21、来るか来るかと 待たせておいて なぜにそれたか 夏の雨
22、磯で波打つ 八岡の浜は 商売繁盛の 鳴りがある
23、魚とらせて 萬祝い着せて 若衆そろって 宮参り
24、出船入船 にぎわう港 沖にゃ弁天 あしか島
25、お船岩もつ 弁天様は 大漁授ける 守り神
26、沖の島から 便りが届く 今日も大漁だ 萬祝い旗よ
27、なんと皆様 おるすじゃないか 歌で気量は 下りゃせぬ
28、沖でカモメが 鳴くその時は 浜は大漁で 春が来る
29、浜は大漁で おか又繁盛 出船入船 にぎやかさ
30、思い出したら また来ておくれ 波の花咲く 鴨川へ
31、一丈五尺の 櫓をおす腕に 濡れて花咲く 波しぶき
32、飲めや大黒 唄えや恵比寿 中の酌取りゃ 弁財天
33、千両万両 網引く手には ドンとしぶきの 花が散る
34、沖の黒潮 魚の群れは 海の男の かせぎ場所
35、おめでたいぞえ 弁天様は ご縁なければ 拝まれぬ
36、あれがおよねか 弁天様か ご縁なければ 拝まれぬ
37、月も仲間に 甚句がはずむ 踊り太鼓が 空渡る
38、黄金波打つ 豊かな実り お浜大漁の 当たり年
39、泣いてくれるな 出船の時は 沖で櫓櫂が 手につかぬ
40、泣いてくれるな 門出の朝に 泣けば駒さえ ままならぬ
41、とっちゃ投げとっちゃ投げ 枕を投げて 投げた枕に 罪はない
42、大浦若衆よ はやそうじゃないか 祭(まち)は今日限り 明日は無い
43、押せや押せ押せ 二丁櫓で押せば 押せば港が 近くなる
44、鴨川港に 灯台あれど 恋の暗路は 照らしゃせぬ
45、房州鴨川 一度はおいで 海あり山あり 情けあり
46、私の心と 嶺岡山は 他に木のない 松ばかり
47、暮れる水面に 灯りが揺れる 旅の一夜の 窓の雨
48、国を離れて 聞く笛太鼓 そぞろ身にしむ 旅の風
49、着いたばかりで すぐ出る船は 逢へて話は 後や先
50、沖の暗いのに 白帆が見える あれは紀の国 みかん船
51、白と黒とが 碁盤の上で 席を争う 浜千鳥
52、鴨川港に ドンと打つ波は 可愛いあの娘の 度胸試し
ほか
昭和58年中開帳に向けて木遣り 甚句練習 【昭和58年7月20日撮影】



