Fraud | THE NEW YORK TIMES - when in New York, do as New Yorkers do? -

本日詐欺発覚!被害額約1000ドル。複雑かつ奇跡的な詳細を書きます。

1:サンクスギビングにこの部屋を契約。家賃+デポジット1800ドルを支払い契約書にサインし鍵を貰う。契約期間は12月15日から1月24日。

2:12月7日くらいにオーナーのタマコからミスでダブルブッキングになってしまった旨を告げられる。俺は15日から31日まで住める他の家を探す。

3:31日にこの部屋に入居する。その時トリゴエという男に出会う。この男はこの部屋の31日までの住人。31日のフライトが偶然にもキャンセルになり鍵を返しデポジットを貰うためにオーナーのタマコを待っていた。しかし俺は彼が鍵を持っているため部屋に荷物は置けないので彼から鍵を預かり、とりあえず連絡先だけを聞きトリゴエを穏便に退去させる。

4:上記の旨をタマコにメール。しかし返事なし。トリゴエにも電話し、彼も連絡を試みているが不通とのこと。ちなみタマコは日本に帰国中、という体を取っている。

5:それ以降何度かメールするも一向に返事が無いため詐欺を疑い前の家のオーナーで色々お世話になっている田中さんに相談する。

6:田中さんの家から自宅に帰宅すると田中さんから連絡があった。その内容は以前俺が使っていた部屋に今住んでいる林さんという人が同じ手口でタマコという女にひっかかっていた。フジテレビ勤務でNYUの院生という内容で契約した時期も11月と一緒。しかし林さんは12月10日にサンライズマートで偶然レジをしていたタマコを発見。デポジットを返却してもらう。林さんは保身上何も咎めなかったらしい。

7:詐欺であることが完全に発覚した俺は怖いので直ぐに退去。

8:田中さんの家に再び赴く。その部屋にあったタイムワーナーのビルに網中昇治宛てと書いてあった旨を告げると、なんと網中さんと田中さんは知り合いだった。

結果、網中さんは本物のオーナーで現在帰国中。その時サブレットで借りていたのが本物のタマコで彼女はフジテレビ勤務のNYUの院生の可能性が高い。銀行のビルもオバタ・タマコ宛てで来ているため間違えない。その本物タマコが冬休み中帰国するためダブルサブレットを行う。そこに入ってきたのが詐欺師の偽タマコ。この女の本名は今のところ不明。そしてこの詐欺師は本物のタマコに成りすまし(本物のオーナーになりすまし)勝手にサブレットを募集。そこにひっかかった俺、林さん、トリゴエから家賃とデポジットを貰い逃走。偽タマコからすれば部屋が燃やされようが何されようが自分のものではないので知ったことではない。

実に上手く仕組まれた詐欺である意味関心。部屋に置いてあった銀行のビルは入居者にタマコは実在すると勘違いさせるため。ダブルブッキングはより多くの金を捻出するため。結婚していると言っていたのは銀行のビルに書いてある本物の本名オバタ・タマコと偽の契約書の偽名モリ・タマコを結婚における苗字変更を自然化するため。

新メルアドを作り、受信のみ不可能な携帯を持ち、本物に成りすますあの女はほんとにコワイ。被害額が1000ドルでよかった。

今頃家のクローゼットに本物のタマコの死体が・・・・。ぎゃー!