さて、昨日、西日本大会が終わりました。
目標を達成できて、うれしい気持ちになった人もいれば、うまくいかなくて悔しい思いをした人もいるでしょう。
もしかすると、悔しい思いをした人の方が多いかもしれませんね。
この大会の結果は、みんなにとって大切な「分かれ道」になります。
この結果をどう受け止めるか、そして次にどう進むかで、その先の成長が大きく変わってきます。
成功しても、失敗しても、それは成長のチャンスです。
では、もし良い結果が出たとき、あなたはどんな気持ちになりますか?
① がんばったから、もう苦しい練習はしなくていいや。
② がんばった成果が出てうれしい!これからも努力を続けよう!
③ どうしてうまくいったのかを振り返って考える
多くの人が①の気持ちになりやすいです。
でも、それでは次に勝つのはむずかしくなってしまいます。
ずっと成長し続けるためには、①の考えは早めに切りかえたいですね。
②の考えは、とても大事です。
でも、「どんな努力をすればいいのか」を考えないと、間違った方向に進んでしまうかもしれません。
一番大切なのは③の「ふり返り」です。 まずは、今の自分がどんなところにいるのかを知りましょう。
そして、一度、過去をふり返ってみてください。
・どうしてこの結果になったのか?
・どんな練習が良かったのか?
・どこが足りなかったのか?
そうやって考えると、自分に必要なことが見えてくるはずです。
そして、正しい努力を続ければ、次はもっといい結果につながるでしょう。
では、もし思うような結果が出なかったときは、どうすればいいでしょうか?
① うまくいかなかったことを悲しむ
② 「悔しい!」と思って、もっとがんばる
③ なぜうまくいかなかったのかを振り返って考える
どれを選ぶかで、成長できるかどうかが変わります。
よく考えてみてくださいね。
皆さんは普段、いつも成果を求められていると感じることはありませんか?
だから、つい「良い結果を出さなければならない」と思ってしまう。
でも、成功することもあれば、失敗することもあります。
空手の大会も、まさにその縮図です。
勝つこともあれば、負けることもある。
だけど、本当に大切なのは 「勝つこと」ではなく「成長すること」 です。
「勝つこと」を目指すのは、とても大事です。
なぜならその努力こそが成長につながるからです。
そして振り返りを習慣にして、勝っても負けても「成長し続けること」ができれば、いつか大きな成功を手にすることができるでしょう。
(水田洋平)